ソリタリー・マン(2009年) | 勝手に映画紹介!?

ソリタリー・マン(2009年)


 勝手に映画紹介!?-ソリタリー・マン 

WOWOWでエアチェックしておいた「ソリタリー・マン 」を鑑賞…誰彼かまわず、気に入った女を口説き落とし、すぐにヤっちゃう、ヤリチン男をマイケル・ダグラスが演じるコメディドラマ。スーザン・サランドン、ダニー・デビートといったベテランから、「ソーシャル・ネットワーク」「ゾンビランド」のジェシー・アイゼンバーグといった若手まで、個性的で豪華なキャストがわきを固めている。タイトルの“Solitary Man”は孤独な男という意味らしい…タイトルクレジットでかかった曲の中にこの言葉が出てきた。本編が90分という短さで、意外と見やすくていいです。

かつて伝説的なカーディーラーとして名を馳せたベン・カルメンだが、今では金策に追われる日々を送っている。そんなベンは、部類の女好きで、それが原因で愛する妻のナンシーとも離婚していた。今は、有名自動車会社の重役を父に持つジョーダンと交際し、彼女の父親のコネでなんとか事業を成功させようと必死になっている最中だ。そんなある日、ジョーダンの娘アリソンがベンの母校へと進学することになり、面接を受ける彼女に口利きをするため同行することになったのだが…その夜、二人は勢いで男女の関係になってしまい…。

相変わらずセックスで身を滅ぼす男を演じる、ブレないオジサマ、マイケル・ダグラスがすごいです…別れた嫁さんや娘、孫と会ってる時も隙さえあれば女の尻を追いかけ、娘に怒られる始末。そんなダメ親父ですから、恋人の連れ子に手を出してしまうなんてこともあるわけでして…それを見破れなかった恋人にもちょっと落ち度はあるんじゃねーかと。連れ子は主人公の浮気をすっかり見抜いているんだけれども、恋人は気づいてなかったから、そういうところはちょっと鈍感だったのかもしれませんね。

お互いに内緒だよって確認し合ったんだけれども…あっけなく関係がバレてしまい仕事はおじゃん、関係もおじゃん。そこから先は何をやってうまく立ち回らず、泣く泣く実の娘に泣きつくんだけれども、懲りずにまた女で失敗して(ストライクゾーン広すぎ!)、とうとう娘にも愛想をつかされる。で、今度は学生時代の友人を頼ったりするんだけれども、そう簡単に人間は変われないわけですし、今までのツケがこれでもかと降りかかってくるわけですよ…。それにしても、毎度、毎度、秘密がバレるのはみんな女の口からだったな(笑)

エロジジイの戯言でしかないんだけれども、意外と実践にも役立ちそうな恋愛指南の数々…惚れてる女がヤリマンだった時にはショックを受けるんじゃなくて、ラッキーと思わなきゃいけない、そういうポジティブな発想しないと恋愛なんてできないぞと、はぁ、ためになります(笑)元妻を演じたスーザン・サランドンの包容力で救われるラスト…でも、こいつ懲りてないんじゃないかなって節もちょっとあったりして?ビジネスに失敗し、家族を失った男の話ということで「ウォール街」「ウォール・ストリート」のゴードン・ゲッコーともちょっとダブる部分があったりしたな?


監督:ブライアン・コッペルマン
出演:マイケル・ダグラス メアリー=ルイーズ・パーカー ジェシー・アイゼンバーグ スーザン・サランドン


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