ベスト・キッド(2010年) | 勝手に映画紹介!?

ベスト・キッド(2010年)


勝手に映画紹介!?-ベスト・キッド コレクターズ・エディション


ツタヤの旧作100円レンタルで借りてきた「ベスト・キッド 」を鑑賞…ウィル・スミスの息子とジャッキー・チェンが共演した昨年のリメイク版の方です。オリジナルは中学生くらいの時にTV放送で見たきりだなぁ~…放送の翌日に学校へ行くと、男子はみんな鶴の格好を真似してたのが懐かしい。普段はさぼりがちな掃除をまじめにやっちゃったりね(笑)これは劇場で見ようかと思ったんだけど、これまた近所のシネコンでは吹き替え版のみの上映だったので、DVDまで待っちゃった。ジャッキー映画なら吹き替えでもいいんだけどさ、香港映画じゃないので、できるなら字幕でみたいかなと思って…。ちなみに1月にDVDリリースされたばかりなのに、もう廉価版DVDとBDが出てるのね…DVDだったらAmazonで1000円ちょっとで新品が買える。

母親の転勤で、慣れ親しんだアメリカから中国へやって来た少年ドレ…言葉も文化も違う土地になかなかなじめず、学校に行けばカンフー道場に通うチョンたちから、いじめられる毎日だった。ある日、意を決意して先に仕掛けたドレだったが、チョンとその仲間たちに逆襲されてしまう。しかし、間一髪のところをドレが住むマンションの管理人ハンに助けられたドレ…実はハンはカンフーの達人だったのだ。ドレは、カンフーを悪用するチョンを諌めてほしいとハンに懇願、一緒に相手の道場まで足を運んでくれたのだが、どんな手を使っても勝つことが大事だと教える相手の師匠は、チョンとハンに敵意むき出しで突っかかって来た。成り行きでカンフー大会へ出場する羽目になったドレは、ハンからカンフーを教わることになったのだが…。

リメイクとしては、オリジナルの要素を上手に盛り込み、悪くない出来ではあるんだけれども…中国を舞台にした、そして主人公の年齢設定を若干下げ、しかも黒人になっちゃたということで、イジメに関する描写が、変にリアルで、生々しくなってしまったかなぁというのをまず感じたね。特に、主人公と敵対する悪ガキ軍団のリーダーが、本当にクソ生意気で悪そうな顔しててね、イヤな感じ。イジメというよりは、ほとんど黒人差別状態で…主人公は意味もなくボコボコにされる。そこに、たまりかねたジャッキーが助けに入るんだけれども、いくらいじめっ子でも、小学生くらいのガキんちょ相手に…本気モードで技を繰り出すジャッキーも、ちょっと大人げないかなって思っちゃう?あとは、相手のバカ師匠に、ジャッキーの怒りの鉄拳くらいはお見舞いしてほしかったかな?

オリジナルを知っていると…ストーリーとかもだいたい予想はついてしまうものの、それなりに楽しめる映画にはなっている。ただ、原題が“THE KARATE KID”になっているんだけど、実際は“カンフーキッド”じゃんというのが、ちょっとしたツッコミどころかな?劇中で、ドレ本人が、カンフーとカラテは違うと否定してたのに、なんだか矛盾するなぁと思った。まぁ、オリジナルへの敬意ということで、納得しておくべきなのかな?あと、気になるのはプロデュースを担当したウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻の親バカぶりが作品に反映されすぎてるところ…息子の無駄な見せ場が多すぎだぞ。この内容で140分というのが長すぎる…オリジナル版も127分もあったけど(オイラはテレビ放送で見たのでたぶんカットされてたと思う)、もうちょっと本編を短くしても良かったのでは?


監督:ハラルド・ズワルト
出演:ジェイデン・スミス ジャッキー・チェン タラジ・P・ヘンソン ハン・ウェンウェン メイワン・ツェンウェイ


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