ドルフ・ラングレン ザ・リベンジャー（２０１０年）
2011年2月2日発売、レンタル開始の新作ＤＶＤ「ドルフ・ラングレン ザ・リベンジャー
」を鑑賞…昨年は「エクスペンダブルズ」に「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」と、出演作が相次いで日本でも劇場公開され、若いアクション映画ファンなんかからも再注目されつつある（本当か？）ラングレンの監督、主演によるアクション最新作なんだけど、本作はアルバトロスの劇場未公開、ＤＶＤスルー作品。まぁ、劇場公開の大作に比べれば映画の質も、ソフトの質もグーンとレベルダウンですが、まぁ、Ｂ級アクション好きなら普通に楽しめる及第点な作品。ビジネスマンとして忙しく飛び回っているエディには、隠された秘密があった！実はイカロスと呼ばれる元ＫＧＢの工作員で、現在はマフィアに雇われた殺し屋として働いていたのだ。かつては結婚をし、子供も儲けたのだが…その家族にさえも素顔を隠しており、危険に巻き込みたくないという理由から、離婚という道を選択する結果になった。ある日、新たな殺しの依頼で仕事に向かおうとしていたところ、途中で待ち伏せをくらい、襲撃される。その直後に、現在付き合っているガールフレンドも襲われ、元妻や娘の命も狙われていると悟るのだが…。
嫁さんとはギクシャクしちゃったので別れたらしいんだけど…子供がいるから、疎遠にはなっていない。洋画の離婚した夫婦ではよく見かける光景。お互いに新しい相手がいて、ラングレンも若いねーちゃんと、けっこうよろしくやってるんだけど、彼女にもまた正体を隠しているから、嫁さんの時と同じようなギクシャクが表れ始めてる。そんな状況なのに、あろうことか、殺しの仕事に出かけるからって、子供の面倒とかも頼んじゃうし…殺しの腕は一流でもすっげーＫＹなオヤジ。で、今回の騒動でその若いねーちゃんはかわいそうにあっという間に死亡。
巻き込まれた元妻も恋人を目の前でブチ殺されたりするんだけど、あっさりと旦那の過去を肯定し、元サヤにおさまるといった…そのあたりはおいおいと思っちゃうんだけど、まぁ、いいか。人間、命の危険を感じると、性欲は高まるらしいから…あながち、アクション映画での濡れ場って、理に適ったものなのかもしれん。アルバトロスの公式ページに“監督の権力を利用した、ベッド・シーンも必見です！”というスタッフからのコメントが載っていたが、確かに両方の女優さんとやってましたねぇ、ラングレン（笑）いつもヒロインとそういう仲になるのもラングレン作品のパターンだが、二人ともってのは確かに職権濫用か？
話の本筋は…誰がラングレンの命を狙っているのか？誰と、誰が敵なのか？という、裏切り、裏切られな展開をスリリングに見せつつ、ＫＧＢ時代の因縁話とかが絡んできて、最後はド派手な銃撃戦。女房との関係は上手にまるくおさめたけど、裏稼業からはそう簡単に足を洗えないよという悲しい運命を背負った男を、ラングレンが哀愁たっぷりに演じていた。オイラ的にはけっこう楽しめたんだけど…それよりも前に、米盤BDで購入した「Ｃｏｍｍａｎｄ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ」はまだ日本でリリースしてくれないのだろうか？あっちの方が映画としての完成度は高いので、ちゃんと字幕入りで見たいんだけどなぁ～。
※追記「Ｃｏｍｍａｎｄ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ」は“レッド・コマンダー
”というタイトルで3月リリースらしいです！監督：ドルフ・ラングレン
出演：ドルフ・ラングレン ステファニー・フォン・フェッテン サマンサ・フェリス デヴィッド・ルイス
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DVD ドルフ・ラングレン ザ・リベンジャー
