ストリート・レーサー(2008年) | 勝手に映画紹介!?

ストリート・レーサー(2008年)

勝手に映画紹介!?-ストリート・レーサー


ツタヤの新作半額レンタルで借りてきた2009年1月23日発売、レンタル開始の新作DVD「ストリート・レーサー 」を鑑賞…ロシア版「ワイルド・スピード」+「タクシー」と宣伝されていたカーアクション映画。一応、劇場公開もされているし、面白そうなんで、同時リリースされていたブルーレイ版ソフトを買おうかと思っていたんだけど、予約し忘れ…発売日を過ぎたらAmazonで値段が高くなっちゃったので(予約割引の方が安い)、購入するのをやめちゃったんだよね。で、新作レンタルで借りてきたわけだけど…。

戦車部隊に所属していたステパンは、戦車の掛けレースでの勝利と引き換えに除隊が認められた。除隊後、父親の経営する自動車工場で働き始めたステパンは、トヨタ・セリカを修理しにきた美女カーチャに一目惚れ。そのカーチャは、ストリート・レースの元締めであるドッカーの元カノで、まだドッカーに未練があるようだ。後日、ストリート・レースに飛び入り参加したステパンは、見事なドライビングテクニックで、仲間たちに認められるようになり、その後もレースに顔を出すようになるのだが…ドッカーの策略にはまり、高級車を狙った盗難車の売買という悪事に加担させられてしまう…。

ロシア版「ワイルド・スピード」は納得だが…どこに「タクシー」の要素があるんだろうか?ヒロインのオヤジが交通警察のそこそこの地位にいるってあたりが、「タクシー」っぽくはあるけど(恋人のお父さん軍人だったよね)…ストーリーの方はどちらかというと「60セカンズ」の方が近いんじゃないだろうか?まぁ、とにかく…有名カーアクション映画のごった煮。ついでに、ラジコン爆弾は「ダーティハリー5」ですか?(笑)

それでも、日本でもそういったカーアクションに影響を受けた「スピード・マスター」なんて映画があったけど、あれに比べれば、カーチェイスもなかなか本気印で派手さとかっこよさは感じられるんだけれども…「ワイルド・スピード」なんかと比べちゃうと、スピード感はいまいち。それはストーリーの方にもいえて、いかにもロシアなもっさりとした印象。

元軍人の主人公と、レースの元締めやってるチャラいにーちゃんとの間で、友情めいたものが芽生える一方で、ヒロインを挟んでの恋敵でもあると。そのヒロインは、ストリートレースにどっぷりつかってるけど、実はおとーちゃんが、交通警察。ストリートレースに夢中になっているうちに、実は悪事に加担させられてて…っていうんだけど、そのあたりの描きこみも、嫌々悪事に手を染めてるのか、好きでやってるのか、何か魂胆があってやっているのか、さっぱりつかめない。

ということで中盤は「ワイルド・スピードX2」と「60セカンズ」を足したような展開…警察を巻き込んでのカーチェイスとなっていく。高級車の密売方法が手が込んでいたり、事件に黒幕がいたりと…面白い部分もあるんだけれども、エピソードのひとつひとつが、つぎはぎ状態で、テンポと盛り上がりにかけてしまうのが残念。

5.1chのサラウンド感もまずまずだったし、レンタルで見るにはそれなりに楽しめたけど…ブルーレイで買うほどでもなかったなぁと、ホっと一安心です。今年は「ワイルド・スピード」の新作があるので(アメリカ公開4月)…それまでのつなぎくらいの気持ちで見ればいいかもしれない?


監督:オレグ・フェセンコ
出演:アレクセイ・チャドフ マリーナ・アレクサンドロワ スタニスコフ・ボンダレンコ


【DVDソフトの購入】
DVD ストリート・レーサー
勝手に映画紹介!?-ストリート・レーサー










人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!