ランボー3 怒りのアフガン(1988年) | 勝手に映画紹介!?

ランボー3 怒りのアフガン(1988年)

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購入した、2009年2月4日発売の「ランボー トリロジー Blu-ray BOX (初回限定生産) 」の最後の1本(最新作の「最後の戦場」も買ってあるけど、別売なんで)、「ランボー3 怒りのアフガン 」を鑑賞した。これは、確か…オイラが中学1年くらいの時に劇場公開されたんじゃなかったかな?LD持ってた他の2作品と違って、あまり面白いという印象がなかったから、当時、レンタルビデオで借りて見たきりなんで、本当に20年ぶりくらいの鑑賞なんだけど…。

バンコクで隠遁生活していたジョン・ランボーの元へ、かつての上官、トラウトマン大佐が現れ、自分とともにアフガニスタンへの潜入作戦に参加して欲しいと誘われる。最初は断ったものの、現地で大佐がソ連軍に捕らわれたという知らせを受け、救出を決意。アメリカ側からの正式な援助もないまま、アフガニスタンに向うランボーはゲリラに協力を求めるのだが…。

“すべてのアフガニスタン戦士に捧げる”とまでクレジットされているこの映画…アメリカ人が一人でアフガンに乗り込んでいって、現地のゲリラと共にソ連を叩きのめすという内容が、今見ると、なんだか妙な気分になるんだけれども…この辺の事情は、それこそ昨年公開された「チャーリーズ・ウィルソンズ・ウォー」を見ておくと、状況を把握しやすいかもしれない。自分の人生では20年なんてあっという間だったけど…ソ連なんて国がもうなければ、9.11以降のアメリカのアフガニスタン侵攻など、世界の情勢は色々と変化しているんだなぁというのが改めて実感できる次第です。

で、そういう背景は深く考えないで…戦争アクション映画としてみると、確かにアクションはシリーズを追うごとに派手になっていって、戦車やヘリを使ったダイナミックなバトル、ゲリラたちの活躍は大昔のスペクタクル映画のようなノリも感じられ、見栄えはけっこういいんだけど…やっぱり「怒りの脱出」に比べると、テンポが若干悪いかなと感じてしまう。また、銃器関係なんかも、ロケット砲や弓矢という、お約束な武器が登場して嬉しい反面、驚きが少ない。

ランボーのことを思いやり、信用していたけど…どこか裏方的な存在だったトラウトマン大佐が、現場に駆り出され、拷問も受けるし、銃もぶっ放すしと…ランボー同様に襤褸切れのような姿になっていくあたりも、展開的には面白いけど、ちょっとやりすぎかな?映像的な派手さは楽しめるけど、1、2作目に比べ、テンションが下がるのが…今まで自分がこの作品を無意識に避けていた証拠なんだろうなぁと。ただ、けっこう話も忘れていたし、アフガンの情勢っていうのも、20年で少しは知識を身につけているので、駄作とか貶すほどつまらない映画ではなかった。

ブルーレイとしてのクオリティだけど、3作の中で一番あたらしいだけあって、画質も一番きれい…というか今風の画にだいぶ近づいてきました。暗部の再現など、鮮明さに物足りなさもあるけど、普通に見れましたね。なんか、1作目のように、ランボーが自分の怪我を治療すシーンがあったんだけど、その血が、やたらと真っ赤で絵の具のように見えてしまった。治療シーンの気持ち悪さは1作目の方が上だね。あとサラウンドの方も、環境音などは自然なものに近づいてきたけど、戦闘の爆音がもっと凄いかな?と期待しすぎていたところが…。まぁ、それは最新作のブルーレイに期待しましょうか。


監督:ピーター・マクドナルド
出演:シルヴェスター・スタローン リチャード・クレンナ マーク・デ・ヨング カートウッド・スミス


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