お姉チャンバラ THE MOVIE(2008年) | 勝手に映画紹介!?

お姉チャンバラ THE MOVIE(2008年)

お姉チャンバラ THE MOVIE

ツタヤの旧作半額レンタルで借りてきた「お姉チャンバラ THE MOVIE 」を鑑賞した。元ネタは人気のTVゲームらしいのだが、あんまりゲームをプレイしないので、この映画を見るまでは、存在すら知らなかった。「バイオハザード」系のゾンビ映画に「ブレイド」の要素を加えた感じの内容なんだけど、主人公がやたらセクシーで露出過多なねーちゃんなのが売りのようです…タイトルから想像できるように、そのねーちゃんが見事な刀さばきでゾンビをブッ倒していくと…。

謎の科学者・杉田によりつくられたゾンビがあふれかえっている時代…杉田の手先となり父親を殺した妹・咲を追い求める彩は、妹を杉田たちにさらわれた勝治と共にゾンビを狩りながら旅を続けていたのだが、その途中で、やはりゾンビに娘を殺されたレイコと出会う。レイコは、必ず杉田を殺すことを条件に、居場所を教えるといい…三人は行動を共にするようになるのだが…。

凄いアクションはきっとスタントマンだろうけど…巧みなカメラワークと編集、VFXを駆使して、スピード感のあるアクションを見せる。派手にゾンビどもをぶった斬っていく姿はなかなか爽快。女優本人もワイヤースタントなどでそれなりに動いてるように見えた。なにより、あのコスチュームは、やっぱ反則、過剰にエロいよね(笑)ゾンビにやられたら、自分もゾンビ化しちゃうっていうお約束な設定があるのに…肌露出しまくりだし(衣装は派手な下着にしか見えないよ)、主人公。感情は抑え、クールな性格なのにフェロモンは出しまくりというアンバランスさが妙。

方や全身黒ずくめのレザーファッションで決めたもう一人のヒロイン・レイコさんは…ショットガンを撃ちまくる…。ヒロイン同士のファーストコンタクト、至近距離から撃ったレイコの弾丸を彩が刀でぶった斬っちゃうなんていう…撃ちあっても当たらない香港映画並に馬鹿馬鹿しいアクションをのっけから堂々とやってのけちゃうあたりで、ビビビっとオイラの心をつかんでくれました。

敵役である親父を殺した主人公の妹は…セーラー服着て日本刀って、こっちはアニメの「BLOOD」かよ(笑)ついでに鉄球を振り回すゴーゴー夕張(キル・ビルで栗山千明が演じたヤツ)風ゾンビまで、出てきちゃって大笑いさせてもらった。

デブ俳優・脇知弘が演じた図体がでかく、口だけは達者な勝治の情けない道化っぷり…何もできないくせに、事あるごとに一人になって、必ずゾンビに襲われ、ヒロインたちが助けに来るというのがパターンになっていた。そういえば、唐突に現れたブサイクなカップルが、乳くりあってるシーンが出てきたと思ったら(一応、女優が脱いでる)、案の定、ソッコーでぶっ殺されてた。ホラー映画でセックスはやっぱり御法度ですね。

色々な設定パクリまくりでこれといった目新しさはないが、とりあえず勢いで最終決戦まで見ちゃえるんだけど…スピード感があったVSゾンビのアクションに比べ、最終決戦の彩VS咲のアクションが、VFXのぶつかり合いが長く続きすぎて、ちょっと飽きがきてしまったか。諏訪太郎の怪演も虚しく、あっ気ない末路だった謎の科学者・杉田あたりの活躍をもう少し引き伸ばして、二組の戦いを同時進行で見せるくらいした方が、ラストは盛り上がったかもしれないなと、オイラは思った。


監督:福田陽平
出演:乙黒えり 橋本愛実 脇知弘 中村知世 諏訪太朗 渡辺哲 白善哲 川連廣明 倉内沙莉 葉月あい


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