サイレント・ヒート（２００６年）
３日の午前１０時に返却期限が迫っていたため、３日の夜中に徹夜で鑑賞したGEOの旧作100円レンタル２本目…「サイレント・ヒート
ホームレスのエリックは、仲間からの信頼も厚く、トラブルに巻き込まれても、腕っ節の強さでなんでも解決してしまう。ある日、ホームレス仲間のオービットが、マフィアが絡む殺人現場を目撃…オービットはその場を逃げ出すが、居合わせた他のホームレスがマフィアに虐殺されてしまった。さらに知恵遅れで難病も抱えていたオービットは、発作に見舞われ入院が必要になり、エリックはオービットの入院費を工面するため、クラブで用心棒の仕事をはじめるのだが…依然として、マフィアはオービットの行方を探していた。
「ホームレス中学生」の影響で洋画でもホームレスブームか？とくだらないジョークをかましてみたり…あの小説や映画が発表される以前の作品なんで、そんなわけねぇ～っつぅうの。強い理由をカンフー映画で覚えたなど、仲間うちには語っている主人公のおっさんだが…案の定、元軍人で、理由あって現在はホームレスに身を窶してるってわけだ。
ホームレスのぶんざいで、女医さんとねんごろになって…自分の身の上を語る主人公…マフィアの抗争やらホームレス殺しなんかより、そっちの方がよっぽどサスペンスフルな物語になりそうにも思えるのだが、それはあくまでサブストーリー。一応、そっちの話にもケリをつけるような強引なシナリオにはなっているが、メインはホームレス仲間の復讐。
アクションシーンは…格闘系はそこそこ迫力あり。マッチョなスキンヘッドおやじ、それなりに軽やかなアクションしておりました。バイカー集団をひとりでブッ倒したり、へそ出しルックの金髪美人殺し屋と戦ってみたり…ラスボスと戦う時にはお互い上半身裸になり、マッチョな身体を見せあって取っ組み合いだ。ただ、敵地に銃を持って乗り込むんだけど、銃撃戦が子供の鉄砲ごっこ状態で、かなりヘタレ気味な印象を受けた。
ヴァンダムやラングレンだったら、もう少しまともな映画になっただろうけど、いかんせん主人公が地味すぎる。ジャケットから期待した程の派手な作品でもなく、100円レンタルで充分な作品だなこれも…。気分的には、80年代、90年代アクションだが…あの頃はB級アクション映画でも、もう少し心踊らされたもんだがなぁ～。
監督：カルロス･エルナンデス･アダン
出演：レイ･エルナンデス マイケル･フランシス ブランドン･モリス バーバラ･ペレス アル・ガルヴェス
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DVD サイレント・ヒート
