奇跡のシンフォニー(2007年) | 勝手に映画紹介!?

奇跡のシンフォニー(2007年)

奇跡のシンフォニー


ツタヤの新作半額レンタルで借りてきた、2008年10月22日発売、レンタル開始の新作DVD「奇跡のシンフォニー 」を鑑賞した。天才子役(ハーレーくんやカルキンのようにならないことを祈る)と言われているフレディ・ハイモア主演の感動ドラマ…施設で育った天才音楽少年が生き別れの家族を探すという、音楽映画に「母をたずねて三千里」的な内容を合わせた作品。

養護施設で育った11歳の少年、エヴァン・テイラーは周りの音がなんでもメロディに聴こえてしまう鋭い音感を持っていた。彼は音楽を通じ、名前も顔も知らない両親といつか再会できると信じていたのだが…そのせいで周囲からは変人扱いされている。福祉局の担当者から養子になることを薦められても、施設を離れると本当の両親に会えなくなることを恐れ、納得できないでいた。ある晩、不思議な音に導かれて施設を抜け出したエヴァンは、親切なトラック運転手に拾われ、マンハッタンまで来てしまったのだが…。

生き別れになった原因なんかは、物語の最初の方で語られちゃうし、この人が母親?父親?といのを別に隠していない構成。見ている方はわかってるのに、わざとらしく隠す映画あるじゃん。この映画にはそれはなかった。結果的にはハッピーエンドな作品だけど、あくまで映画なわけで、やっぱりゆきずりの恋は悲劇を生む事が多い。みなさん、避妊はしっかりとね(笑)と余計なことを考えてみたり。

展開的にはちょっとファンタジーっぽすぎて何もかも急に出来すぎだよ~などとひねくれたツッコミを入れたくなるが、適度なニアミス感にハラハラドキドキさせられ、けっこう見入ってしまった。音楽映画としても、ギターあり、クラシックあり、ゴスペルありと色々な音楽が入り混じってるので飽きないで見れる。エヴァンの音感の鋭さを伝えるための音の演出なども凝っていて、DVDのサラウンドも楽しめるつくり。

また、単なるバカか、人のいいおっさん役が多いロビン・ウィリアムズの…チンケな小悪党ぶりが新鮮で良かった。エヴァンや他のストリートチルドレンたちに強面で接しながらも、時より見せる本当の父親のような笑顔…根は優しいおっさんなんだろうけど、どこか欲深なんだろうなぁ。

初めて会う親子、一夜を共にしただけで、十数年ぶりの再会となった恋人…この家族がはたして幸せな家族になりえるのか?その続きもちょっと見てみたい気がする、そこにこそ本当のドラマがある気がするが…とりあえず映画は爽やかな感動を伝えて終わりを迎える。手軽に感動を味わいたい人にはお薦めです!


監督:カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア ケリー・ラッセル ジョナサン・リス=マイヤーズ ロビン・ウィリアムズ 


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