ファイブ・ガールズ 呪われた制服（２００６年）
ツタヤの旧作半額レンタルで借りた「ファイブ・ガールズ 呪われた制服
」を鑑賞した。これも CINE STYLE ホラーselection
の１本として、8月20日に初セルDVD化で、いきなり廉価で発売が決定している１本。怪しげな全寮制学園に無理やり集められた女子高生が遭遇するオカルトもので、神父役で「ヘルボーイ」のロン・パールマンが出ている。全寮制の聖マルコ女学院に入学させられることになったアレックス…父親に無理やり連れてこられたアレックスが学園に到着すると、すで４人の少女たちが到着していた。アレックスを含め５人の女の子たちは何らかの問題児で、親に見捨てられたらしい…。彼女たちを厳しく躾けようとする女校長。授業を受け持つ神父のドレークは校長の態度を咎めようとするが、結局は頭が上がらない様子だ…。
数年前に、悪魔か何かにさらわれて、忽然と姿を消した少女を復活させるための、儀式の生贄として選ばれたのが…５人の女の子たち。事の真相を知るのは、かなりヒスが入った女校長と、ロン・パールマン扮する神父…超能力みたいな特殊能力をもった、女の子たちは、何かを察知しながらも…この境遇に抗えず、ズルズルと敵の罠にはまっていく…。
女の子の活躍するオカルトものということで「ザ・クラフト」みたいな作品を期待していたのだが…物語はやたらと地味。一番のメジャーキャスト、ロン・パールマンの扱いもあっけなく、何しに出てきたのか、ようわからん。宗教的な要素が強いので、やっぱり宗教観の違いなども大きく影響し、日本人にはノリにくいお話だった。
ただ、女の子たちに関してはかなりフェチった演出満載で、違う意味でのお楽しみ要素はそこそこ。女の子たちを全員下着姿にして、刑務所ばりの身体検査をする女校長のいやらしい手つき…かと思えば、主人公の女の子のスカートをめくり、でっかい物差しでお尻をビシバシぶっ叩く折檻なんかしちゃったり…。
女の子たちがそれぞれトイレの個室に入って、パンツを下して連れションし、しかもそれが尿検査の尿の採取（盗撮ビデオみてぇ）だもん。メンバーの中に男勝りな女の子がいるなぁって思っていたら、案の定…レズっぽい展開もいたるところにちりばめられている。悪魔が女の子たちに次々と憑依していくあたりは、DVまがいのキャットファイトって印象だった。
AVとかポルノに比べたら、そんなに過激じゃないけどさ…ちょっぴり作り手の変態趣味が出てるんじゃないのかな？って感じの映画だった。そういうのがお好きな方は、楽しめるでしょう。ホラーを期待するとイマイチ。
監督：ウォーレン・Ｐ・ソルダ
出演：ロン・パールマン ジェニファー・ミラー ジョーダン・マドリー テラ・ヴァネッサ バーバラ・ママボロ
【DVDソフトの購入】
DVD ファイブ・ガールズ 呪われた制服
