デイズ・オブ・グローリー(2006年) | 勝手に映画紹介!?

デイズ・オブ・グローリー(2006年)

デイズ・オブ・グローリー

ツタヤの旧作半額レンタルで借りてきた「デイズ・オブ・グローリー 」を鑑賞した。カンヌでも話題になったという、フランスの大作系戦争映画で、「タクシー」シリーズのサミー・ナセリなど、フランス映画で見たことあるな、コイツって感じの俳優がいっぱい出てます。でも、劇場未公開。

1943年、第二次世界大戦中…ドイツに侵攻されたフランスを解放すべく、アフリカのフランス植民地領から多くの現地人が兵士として徴用された。しかし、彼ら現地人部隊はいくら活躍しても、その功績が認められず、出兵先、食事、休暇、昇進などあらゆる面で、フランス人と差別されていた。そして1945年、ドイツ国境付近のアルザスから米軍からの援護要請が届く。味方陣地の死守を目的とし、サイード、ヤシールら現地人部隊が、行賞と引き換えに先発隊として選ばれるのだが…。

未公開映画としては(しかもDVD発売はアルバトロス)、すっげー、まともな映画。前半の見せ場である、ドイツ兵が居座る山に突撃くらわすところは「シン・レッド・ライン」風で、クライマックスのアルザス市街戦は、少数の兵士が遮蔽物をうまく利用し、敵部隊を的確に倒していくなど「プライベート・ライアン」風。しかし、ライアンと違って、臨場感を狙い過ぎたスティディカムのユレユレ画面じゃないので、映像はけっこう見やすい。

アクションの弱さを指摘する人も多いみたいだが、フランス映画って銃器描写を丁寧に描くことが多いので、かなりリアルでしたよ。狙撃の上手い兵士が、上官から性能の良い銃を渡されるエピソードなど面白かったし、物語にしっかり反映されてるのがいいね。ドラマ重視で地味、地味って言われるけど…戦闘シーン、充分に迫力あったよ。

確かに、アフリカ系兵士たちの報われない姿が、時間をかけてこれでもかと克明に描かれているのとは反対に、流れが大雑把な印象なので、ややバランスの悪さも感じる。TVシリーズの「バンド・オブ・ブラザーズ」をダイジェストで見させられているような感覚だったかな?


監督:ラシッド・ブシャール
出演:サミー・ナセリ ジャメル・ドゥブーズ ロシュディ・ゼム サミ・ブアジラ ベルナール・ブランカン 


【DVDソフトの購入】
DVD デイズ・オブ・グローリー
デイズ・オブ・グローリー






人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!