ネバー・サレンダー 肉弾凶器(2006年) | 勝手に映画紹介!?

ネバー・サレンダー 肉弾凶器(2006年)

ネバー・サレンダー 肉弾凶器

ツタヤの旧作半額レンタルで借りた「ネバー・サレンダー 肉弾凶器 」を鑑賞した。人気レスラーが俳優業に進出した、筋肉バカによるバカアクション映画。いい意味で、脳みそすっからかんで楽しめるが、見終わった後に気持ちいいくらい何にものこらんのは覚悟してくださいね(笑)

海兵隊員のジョンはイラクでの人質救出作戦で人質の救出に成功するも、派手に暴れすぎて除隊処分に。今まで海兵隊一筋だったジョンは、警備員に再就職するも…上手く馴染まず、一日でクビ。見かねた妻のケイトは、気晴らしに旅に出ようと提案し、二人で車に乗って出かけるのだが…立ち寄ったガソリンスタンドで、逃亡中の宝石強盗と遭遇。警官たちとの銃撃戦に巻き込まれ、妻は犯人たちの人質になってしまった!

またか!?と思うほど、ジョンの立ち寄り先が、爆破、爆破、爆破の連続(笑)もちろん爆風で吹っ飛ばされたり、爆破を背に間一髪で逃げ出してきたりの繰り返しなんだけど、この筋肉バカ…、ほとんど無傷だから凄い。ガソリンスタンドのシーンだけでも、普通は死んでるよな?今どきのヒーローだったらもうちょっと弱くてもいいんじゃないか?と思うのだが…。

主人公がタフネスぶりを発揮し、トータルでアクション映画としては及第点をクリアしているが、主役俳優に比較されているロック様程の魅力がないのはやっぱ残念。レスラーだけあり体格や雰囲気はシュワちゃんを彷彿とさせるし…顔つきなんかはどことなく童顔で、マット・デイモンにも似ていなくもないかなと思ってみたりするが、そのくせ作品内で意外と存在感がないんだもん。

逆に「ターミネーター2」でT-1000を演じたロバート・パトリックが、街中でマシンガンをぶっ放し、非情な銀行強盗の親玉をクールに演じるのかと思いきや…ユーモア満載のエロオヤジだというのが次第に判明するのがおかしく、主人公よりもこっちの方が目立ってる。強盗一味の下っぱが、追いかけてくるジョンを見て「ターミネーターみたい」とツブやいた時のロバート・パトリックの微妙な表情アップが最高だった。

ジョンの嫁さん(金髪)と、女強盗(ヒスパニック系かな?)が美人なんだけど、どちらもアバズレっぽく…初顔合わせから、お互いにいがみ合いまくり。さすが元海兵隊の妻?嫁さんは人質なんだけど、かなり好戦的だし(笑)こういう伏線もあり、キャットファイトもどきに発展したりもするのだが…引っ張ったわりには物足りなかった。この二人の対決をもうちょっとじっくり描いていたら、もっとポイント高かったのにね。

最近DVDで見たタラちゃんの「デス・プルーフ」ほどではないものの、パトカーを使った無駄に派手なカーチェイスなども中盤にあり本編92分、エンドロールを抜かすと正味85分程度の内容で、ほとんどアクション。善も悪も、登場人物がみんな脳みそ筋肉みたいなのばっかだから、ばかばかしいけど飽きはしないです。レンタルDVDなら充分、楽しめます。


監督:ジョン・ボニート
出演:ジョン・シナ ロバート・パトリック ケリー・カールソン アンソニー・レイ・パーカー アビゲイル・ビアンカ


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