包帯クラブ(2007年) | 勝手に映画紹介!?

包帯クラブ(2007年)

包帯クラブ

【鑑賞日:2007年9月17日】

15日から始まっている「包帯クラブ」をシネコンで鑑賞。7月中に購入すると早割扱いで安いということで、ローソンチケットでGETしておいた1000円の前売り鑑賞券使用。“釣りバカ日誌”の当日料金(も)1000円均一同様…こういう映画の値引きサービスはじゃんじゃん実施してほしいよね。で、この映画の原作は珍しく、映画化決定以前に読んでる。その奇抜なタイトルに惹かれ、ブックオフの100円コーナーで見つけたのがきっかけだった。

ワラというあだ名で呼ばれている女子校生、笑美子は…怪我で治療に訪れた病院の屋上で、不思議な少年ディノと出会う。彼との出会いがきっかけで…自分が傷ついた原因の場所に白い、包帯を巻きつけるという行為によって、心が癒されることを発見。失恋でショックを受けていた友人のシオに同じことをしてあげ、感動された。そのシオがメル友に教えたのをきっかけに、パソコン好きの浪人生ギモがこの行為に興味を持ち、インターネットを通じて他の人たちも助けられないかということで「包帯クラブ」を結成、ホームページを作成。発案者でもあるディノを誘いこみ、本格的に活動がスタートする…。

相変わらず微妙な柳楽くんの演技だが…胡散臭い関西弁をしゃべるという設定に助けられ、案外ディノのイメージにあっていたかなと。

石原さとみに関しては、今までそんなに興味ある女優さんではなかったんだけど、ヤベェ、憧れのマネージャー風ジャージ姿の“ドンマイ”に萌え萌えだった。原作だと、自分の初体験を赤裸々に語るシーンがあってさ、もう少し今風のリアルな女子高生って感じがしたんだけど…映画ではそのシーンは一切カット。若手アイドルのできちゃった結婚も何かとブームだし、あそこは青少年のためにも描いた方がいいんじゃないかと思うのだが…けっこう避妊のこととか真面目に語ってたのになぁ。

時より、いつもの過剰なギャグ調演出が顔をのぞかすが、「明日の記憶」同様に、意外とまじめに堤幸彦が映画を撮ってくれたのは良かった。原作も軽い語り口調でありながら、メッセージ性もしっかりと孕んでいる作品だったので、堤幸彦のリズムが作品にぴったりとマッチした感じだ。キャラクターや設定の微妙なアレンジはあったにせよ、そんなに細かい内容がびっちり詰まっている原作じゃなかったので、映像にしやすかったんだろうね。クライマックスの市庁舎を使った大掛りな撮影など、原作にないシーンだったが、映画的にかなり盛り上がりを見せた。


監督:堤幸彦
出演: 柳楽優弥 石原さとみ 田中圭 貫地谷しほり 関めぐみ 佐藤千亜妃 塩見三省 原田美枝子


【原作&コミック…】
包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)

包帯クラブ 1 (1) (ヤングサンデーコミックススペシャル)
包帯クラブ 2 (2) (ヤングサンデーコミックススペシャル)






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