ロッカーズ ROCKERS(2003年) | 勝手に映画紹介!?

ロッカーズ ROCKERS(2003年)


ブックオフの中古DVDコーナーで、1400円で見つけた「ロッカーズ」(通常版)を鑑賞した。最近は俳優としての活躍の方が目立っている陣内孝則が、ミュージシャンとしてバリバリ言わせていた頃の自伝的な内容を、自分で監督した作品。音楽好きの友人から薦められていたのだけど…あまりロックに詳しくないし、見る機会を逃していたんだけど…安く中古で入手したので、早速見てみた。

親に反対されながらも、仲間と共にバンド活動を続けるジン…自分たちの音に限界を感じた“ロッカーズ”のメンバーは、新メンバーの募集をしたところ、抜群のギターテクを持つタニがやってきた。タニの加入で、一気にメジャーデビューへの夢が加速、徐々に人気も上昇してきた。そんな時に、メジャーへの足がかりになる博多最大のロックコンテストが開催されるのを知り、“ロッカーズ”も参加を決意、メジャーを目指すのだが…タニの身にある異変が…。

フジテレビの月9ドラマとかで、やたらとハイテンションだった陣内孝則本人の演技のごとく、物凄いスピード感で駆け抜ける1時間45分…見る人によっては、薄っぺらな内容にも思われてしまいがちだが、何でも詰め込みたがる、異業種からの新人映画監督にしては、“女も好きだけど、音楽が大好き”、“熱いロックンロール魂を伝える”というテーマだけを貫いており、余計なものがない分、自分には非常に見やすかった。

ギャグと音楽の波状攻撃…映画というよりは、いい意味でミュージックビデオ、またはミュージカルのノリだなぁって思います。勘違いしてミュージックビデオになっちゃう作品もあるけど、この人の場合は感覚でこうなっちゃうのでしょう(笑)ギリギリの線をキープしてくれていたので、そんなに音楽ファンじゃない自分でも楽しめる内容だった。ミュージシャンの映画といえば、桑田佳祐の駄作「稲村ジェーン」を思い出すけど、あれに比べれば全然面白い作品だと思います。

ジンを演じた中村俊介の表情が、陣内孝則にソックリなのね。よくわからんけど歌も本人たちが歌っているのかな?声まで時たま似ているから、けっこう驚き。自分の中では、良い人、美青年って印象が強かったんだけど、こんな役もできるんだなぁって驚いた。

ヒロインの女の子を最初はブサイクメイクで登場させるなんて、ちょっとチャウ・シンチーみたいだね(笑)残念なところといえば…役者・陣内孝則がでしゃばってきてしまったところか?あの某シーンやりすぎ、というか要らない。でも、ジンが役者を目指しているシーンも描かれていて、その中で自分の目立ちたがり屋精神をしっかりと描いているから、俳優として芝居もしておきたいという監督の気持ちも納得できるんだけど…。

監督:陣内孝則
出演:中村俊介 玉木宏 岡田義徳 佐藤隆太 塚本高史 上原美佐 玉山鉄二 浦田賢一 伊佐山ひろ子

【DVDソフトの購入】
DVD ロッカーズ 通常版
DVD ロッカーズ プレミアムBOX
DVD ロッカーズ ゴールドディスクセット


【こんな映画もお薦め…】
DVD 爆裂都市 BURST CITY
DVD アイデン & ティティ



陣内孝則といえばやっぱ「爆裂都市」?あと「ロッカーズ」がバンド博多を舞台にしたバンド映画なら、東京を舞台にしたのは「アイデン&ティティ」かな?






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