特典満載「サマータイムマシン・ブルース」3枚組DVDを楽しむ!? | 勝手に映画紹介!?

特典満載「サマータイムマシン・ブルース」3枚組DVDを楽しむ!?


2006年2月24日発売の「サマータイムマシン・ブルース プレミアム・コレクターズ・エディション 」を購入した。オーディオコメンタリーの付いた本編ディスク+1枚あたりの総収録時間2時間以上の特典ディスクが2枚も付いた太っ腹企画だけに…全て見終るのも大変なわけだ。2、3日前から他の作品の鑑賞の合い間にちまちまと見ていたんだけど、色々と端折ってはいるが…気になるものはようやく一通り目を通し終えた感じかな?本編も、相変わらず遊び過ぎの本広克行作品だけど、物語のリズムの良さで、それが吉と出た稀有な作品だねコレは…。そのくだらない、馬鹿げたセンスはDVDでも発揮されていた。

劇場鑑賞時の感想はコチラ⇒クリック

まずは本編ディスク…コメンタリーでも語られていたが、合成やらCGやら色々大変なので、全編デジタル撮影で行われたそうだが、本編映像はけっこうフィルムに近い印象を受け、デジタル映像があまり好きじゃない自分でも、そんなに気にならなかった。音声仕様は2chマトリックスサラウンド。

実は日本語字幕が入っていたので…横着して、初っ端からコメンタリーを聴きながら、字幕で本編を楽しむという鑑賞方法を選択(笑…まぁ、一度劇場で見ているからね)。監督と脚本家の二人による撮影裏話が中心なのだが、さすが本広監督は、この手の特典コメンタリーはもうお手の物なのか、本編中は話が途切れることもなく(下手な人だと、自分たちの映画に見入ってしまって、コメンタリーが途絶える場合がある)、2回目、3回目になると楽しさが倍増するチェックポイントを的確に解説していた。

そういえば劇場鑑賞時に、自分が一番気に入った“ガンダムの本物のBGMをサントラして使用した”件についても、自慢げに語っていたなぁ。こういう方法で使用されるのは初めてらしく、サンライズが今までは相当拒んでいたらしいのだけど、監督がガンdムファンというのをアピールし続けていたら、今回はけっこうすんなりOKが出たんだそうだ。ただ「富野監督にバレたら…」と心配さそうに語っているのには笑った。その前に、監督は“日本サンライズ”がって言ってましたが、“サンライズ”に社名変更なってますから、間違えないように!

監督は映画タイトルを最初に出さずに、さりげなく最後に出したというのを相当、気に入っているようだったが…もしかして「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」のパクリでは?「踊る大捜査線」が押井守の「機動警察パトレイバー」に影響を受けているのは有名な話だけど、これももしかして?映画を見た時は、SF研の連中が…ゆうきまさみの「究極超人あ~る」に出てきた光画部の連中に似ているかなっても思ったけど、あの些細なことを大げさな事件にしてしまうという通称ズッコケ3人組+カッパ様は、うる星のメガネ、チビ、カクガリ、パーマにも当てはまりそうだなぁ。


特典ディスク1 タイムマシン・ディスク…メイキングや舞台挨拶の映像を中心とした130分。コメンタリーでも話題になっていた、ファミコンカセット“ハリキリスタジアム”の落ちるという、どうでもいいようなカットを落方が納得いかないらしくて、何十テイクも撮影している様子などがキッチリと収録されていた。どうせなら、カセット落下の全NGカットを見せるくらいの遊び心も欲しいね(笑)合成や、リモコン破壊のスロー映像などの撮影風景は見ていても楽しい。

地方でのイベント会場で、上野樹里の浴衣姿なども収められているので、ファンは要チェックか?


特典ディスク2 SF研ディスク…「SF研と観るSTMB」という、撮影で使われた部室で、本編を見ながらコメンタリーをやるという、映像付きの音声コメンタリー。この間見た劇場アニメ「×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢」のDVDにも似たような趣向の特典が収録されていたが…このソフトの方が一日早い発売日だったからか“史上初!インタラクティブ映像コメンタリー”となっていた。「×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢」のところで、過去に「グーニーズ」のDVDでも同じような企画のコメンタリーがあったと表記したが、あれは全編ではなく、所々に俳優と監督たちが喋っている様子が挿入されるものだったから、全編映像付きでコメンタリーをやるというDVDは、やっぱりコレが初めてなのかな?

ということで、SF研のメンバーがゴチャゴチャやっている下に、小さい画面が出ていて、そこで本編が同時進行で流れているのだが、映画のキャラクターそのまんまの、川岡大次郎、ムロツヨシ、与座嘉秋+一人テンション低めの瑛太が繰り広げるバカ話、バカ騒動の連続で…思わずもう一回本編を全部見させられてしまった。繰り返し見ると、新たな発見がある映画だけに、何度も本編を見せるために特典も上手いつくりをしてるなぁと感心させられた。スタッフコメンタリーでも出てこなかったようなディープなツッコミどころをたくさん披露してくれる。与座が、本広監督の名前を間違えてずっと“大友”だと思っていたことを暴露…それに対して監督は「俺、実写しかやったことがないから」(もしかして本広克行を大友克洋と間違えてたのかよ!)と返答したという。このように、笑えるのか、笑えないのか凄いエピソード披露があったりと、これはなかなか楽しい。この画面で“TOWN MAP”のアイコンが光っている時に、プレーヤーのリモコンを操作すると…コメンタリーにいないとあるキャラ二人のロケ地巡りにジャンプできる仕掛けも用意されている(メニュー画面からのロケ地めぐり「SF研と周る街」が視聴可能)。一つ残念なのは、上野樹里、真木よう子がコメンタリーに全く参加していない点か?楽しいけど、野郎ばかりでちょっと男性ファンから見るとむさくるしい(爆)



監督:本広克行
出演:瑛太 上野樹里 与座嘉秋 川岡大次郎 ムロツヨシ 永野宗典 本多力 真木よう子 佐々木蔵之介


【DVDソフトの購入】
DVD サマータイムマシン・ブルース コレクターズ・エディション

DVD サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)



【ヨーロッパ企画による舞台版はコチラ】
DVD サマータイムマシン・ブルース 2005 舞台版
プレミアム・コレクターズ・エディションを買うと、ご丁寧にこのDVDソフトの収納スペースまでBOXに用意してあるんだなぁ。本編終了後には予告映像まで入っていた。












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