ハッカビーズ(2004年) | 勝手に映画紹介!?

ハッカビーズ(2004年)


2006年2月24日発売、レンタル開始の新作DVD「ハッカビーズ」を鑑賞した。ジュード・ロウ、ダスティン・ホフマン、ナオミ・ワッツといった豪華なキャストに惹かれて、内容もろくに確かめないでレンタルで借りてきた作品なんですけど、なんじゃこりゃ~の超シュール・コメディ(解説によると哲学コメディというらしい)。あっ、思い出したぞこれ、前にとある映画ライターさんが、某映画サイトで“映画通を気取っているようなやつが誉める映画”だって酷評していたっけなぁ…。

環境保護を唱える活動家の青年と、有名スーパーマーケットチェーンのエリート社員の確執を、哲学探偵の夫婦以下ヘンテコなキャラクターが関わってきて話をメチャクチャな方向へ進めていくって感じなんですけど…うーん、いつもはストーリー、あらすじなんかを自分で考えて書いてるんですけど、ちゃんとした“あらすじ”を上手くまとめる自身がないので、DVDメーカーの公式サイトをリンクしておきます。気になる方はそちらを覗いてみてください。 メーカーサイトのストーリー紹介

この間見た、三木聡監督の「イン・ザ・プール」や「亀は意外と速く泳ぐ」という邦画が2作品あるんですけど、なんかこの狙ったようなヌルさが雰囲気似ていませんか?変なキャラクターが出てきて、知らないうちに怪しげな事件に巻き込まれたり、本筋に関係あるのかよって疑いたくなるような話が用意されていて、観客を置いてきぼりにするような、やたらと難しい演説をぶって…そうこうしているうちに、何故だか病んだ心を癒されてしまうって展開が…。

確かに、普通にゲラゲラ笑いたいときに見るような映画じゃないので、例えに出した作品より、もっと人を選びそうな映画だ。なんとなく、映画ライターさんが書いていたレビューの意味もわかるな。自分の場合は、キャスティングの上手さ、話の難しさをカバーする軽妙な展開でつい惹きこまれて最後まで見せられてしまったのだけど、映画を見終わって全部話が理解できたかというと、“?”もいっぱい残るんだよね。

哲学的なセリフを全く理解していなくても、物語は単純な押井守の「イノセンス」の方が、よっぽど魅力的かなって思っちゃったり…。

そうそう、DVDなんだけど…5.1chってパッケージに表記されていましたが(DVDのオーディオ選択画面も)、6.1chサラウンドEXで収録されていません?再生したら、うちのアンプでそう認識されたし…音楽の包囲感がすこぶる良好でした。そうそう、一番良かったのは音楽のセンスかな、この映画…。


監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェイソン・シュワルツマン ジュード・ロウ ダスティン・ホフマン リリー・トムリン ナオミ・ワッツ

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