恋のミニスカウエポン(2005年) | 勝手に映画紹介!?

恋のミニスカウエポン(2005年)


2005年9月28日発売、レンタル開始の新作DVD「恋のミニスカウエポン」を鑑賞した。きっと「シン・シティ」で殺し屋ミホを演じ、赤丸急上昇中のデヴォン・青木が出演しているので、こんな時期にリリースされたんだろうと思われる未公開映画。原題は「D.E.B.S.」(デブス)といって、主人公の少女たちが属する組織の名前なんですけど、いかにも未公開という感じな、安っぽいアダルトビデオみたいな邦題だ。でも、このダサイセンスが、意外とツボだったりもする。

SAT・大学進学適性試験に隠された本当の目的は…“だまし 欺き 戦い 殺す”能力に秀でた者を選抜することだった。成績優秀者は、政府が管理する準軍事学校へスカウトされる。そんな才能ある学生たちで組織されたエリート集団がD.E.B.S.だ。今回はのミッションは数年ぶりにアメリカへ帰国した犯罪組織の大物、ルーシー・ダイヤモンドの動向を探ることだった。ルーシーがロシア人の女殺し屋と密会するという情報を得たD.E.B.S.のメンバーは監視活動を始めるのだが…。

メーカーサイドでは、女子高生版“チャーリーズ・エンジェル”という宣伝文句で売ろうとしていますが…所詮、未公開です。アクションもショボイし、お色気シーンもほとんどなし。監督が女性ということで…とりあえず男の客が求めているような肝心な部分はすっかり手抜きです。まだ…菊川怜の「GUNCRAZY」の方がまともだよと思えるし。せめて銃の持ち方くらい、カッコよくして欲しかったと思うのですが…。

そんな中でも、やはり大作映画に抜擢されるだけあってデヴォン・青木はなかなか良いです。扱いとしては、かなりの脇役で…「チャーリーズ・エンジェル」で言う、ルーシー・リュウ的な、他の主役メンバーに比べると格下な扱われ方をされているのですが、男子禁制の女子寮に毎晩のように男を連れ込むSEX中毒という設定で…何故かいつもくわえタバコしている。ブスっとした表情が本当にクール。他のぶりっこ女優に比べ、銃の構え方も様になっていてよかったですよ。銃を構えるとき、撃つ時の、足の開き具合、腰の落とし具合が…しっかりしていて美しい。

で、物語の方は…アクション主体じゃなくて、同性愛の方々へエールを送るような内容になっていくから、なんなんだ、この映画はということになってしまいます。D.E.B.S.のメンバーと、ジョーダナ・ブリュースターが演じる敵の女ボスとの、レズの恋の行方はどうなるのかっていうのが、この映画のメインです。常人から見ると、まったく、アホらしい展開。ほとんどのシーンがやる気なさそうで…8割方は完璧コントになってますからね。

デヴォン・青木目当てで見るなら、60点ぐらいはあげてもいいかな?登場の頻度としたら「シン・シティ」と同じくらいかもしれないし。内容とアクション…お色気はあんまり期待しないように!若かりし頃のデム・ムーアのようなジョーダナ・ブリュースター嬢も、相変わらず可愛かったけど、今回はただのレズ女っすからねぇ(^^ゞどうせなら「チャーリーズ・エンジェルフルスロットル」のデミが演じた悪役の10分の1くらいの貫禄は欲しいですねぇ。

監督:アンジェラ・ロビンソン
出演:サラ・フォスター ジョーダナ・ブリュースター デヴォン・青木 ミーガン・グッド マイケル・クラーク・ダンカン


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