2015年第89回キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式に行って来た話。ニノは話し上手 | 映画時光 eigajikou

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浜松シネマイーラの会報にイラスト&コラム連載中。
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第89回キネマ旬報ベスト・テン
第1位映画鑑賞会と表彰式


2016年2月13日(土)
東京 文京シビックホール・大ホール



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文京シビックホールは、
文京シビックセンター(文京区役所)の中にあります。
東京メトロ後楽園駅(丸ノ内線、南北線)
の5番出口から直通で行けます。





後楽園駅を降りるのは初めてでした。
奥に見えるのが東京ドームです。
これも近くから見るの初めてで(^o^;)
文京区役所立派ですよね。
グーグルマップの書き込み欄に
「金持ってるな~」的な投稿があって笑えました。( ´艸`)
でもホントそう思う。
25階の展望室は無料で眺めがいいそうです。
そして25階にあるシビックスカイレストラン椿山荘は、
「ホテル椿山荘東京」の味を
気軽に楽しめると人気だそう。
今回はキネ旬表彰式と上映会に行っただけだったので、
またの機会に行ってみようと思います。

金曜日にユーロスペースでやっていた
ノーザンライツフェスティバルで
一日で映画を5本観て家に帰ったら午前様。(^^ゞ
私は既にスギ花粉症の症状が出ています。
目がかゆく鼻水も出ます。( p_q)
そして鼻の粘膜が荒れて腫れているし、
粘膜が切れていて痛痒いのです。(T_T)
この時期は鼻血が出やすいので注意しているのですが、
土曜の朝方鼻がむずむずして、
寝ぼけていたこともあり
つい強く鼻をかんでしまったら
鼻血が大量に出てしまい( ̄Γ ̄)
1時間くらい止まらなくて参りました。ヽ(;´ω`)ノ
鼻血の止血で疲れてしまいました。(x_x;)
おまけに
ネットにはニノが来るから
徹夜組が出てるなんて情報があり、
並ぶのが大嫌いな私は
モチベーション下がりまくり。(´□`。)
娘は月曜〆切のレポートが2本あるから行かないと言うし...
後でネットで調べたら、
招待券最高28000円の値段が
ついてるサイトもありましたΣ(゚д゚;)
朝早く出かけて、
お姉さん1枚ありますよいかがカナ(b^-゜)
な~んてしようなどとは
考えませんでしたよ。ホントウニ(^▽^;)

ベスト・テン第1位の3本の上映は、
文化映画『沖縄 うりずんの雨』
日本映画『恋人たち』
外国映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
3本とも公開時に観ているから、
招待状当たった時は観る気でいたけど、
まあいいか...という気になり...
結局17:10~の表彰式から行くことにしました。
招待状には「満員の場合は入場をお断りすることがあります」
と、あるので、
のこのこ出かけて行って入れなかったら嫌なので、
電話して聞いてみたら招待状持ってれば
入れるとのことだったので行きました。
表彰式が17:00~に変更されてて
ちょっと焦って席を探しました。
1階には空いてる席はなく、
2階に行きました。
で、上の写真のように舞台がかなり遠かったので、
オペラグラスを持って行って正解でした。(^_^)v
例年は幕を降ろした舞台の裏でやるという
フォトセッションが表彰式の後に
観客の前でありました。







キネマ旬報ベスト・テン は今年第89回で、
米アカデミー賞より1回多く、
ワダエミさんデザインのトロフィーは
オスカーより1キロ程重くて
5キロ近くあるそうです。

今年のベスト・テン
日本映画ベスト・テン
1位「恋人たち」
2位「野火」
3位「ハッピーアワー」
4位「海街diary」
5位「岸辺の旅」
6位「GONIN サーガ」
7位「この国の空」
8位「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」
9位「母と暮せば」
10位「きみはいい子」
10位「ローリング」

外国映画ベスト・テン
1位「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
2位「アメリカン・スナイパー」
3位「アンジェリカの微笑み」
4位「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
5位「黒衣の刺客」
6位「神々のたそがれ」
7位「セッション」
8位「雪の轍」
9位「インヒアレント・ヴァイス」
10位「おみおくりの作法」

文化映画ベスト・テン
1位「沖縄 うりずんの雨」
2位「戦場ぬ止み」
3位「瀬戸黒 ―加藤孝造のわざ―」
4位「“記憶“と生きる」
5位「芭蕉布 ―平良敏子のわざ―」
6位「福島 生きものの記録 シリーズ3~拡散」
7位「生命の誕生 ~絶滅危惧種日本メダカの発生~」
7位「放射線を浴びたX年後2」
9位「日本と原発」
9位「みんなの学校」

全作品観てるのは外国映画ベスト・テン
だけです。(^o^;)

個人賞
主演女優賞:深津絵里
主演男優賞:二宮和也
助演女優賞:黒木華
助演男優賞:本木雅弘
新人女優賞:広瀬すず
新人男優賞:篠原篤
監督賞:橋口亮輔
脚本賞:橋口亮輔
外国映画監督賞:ジョージ・ミラー
読者選出日本映画監督賞:是枝裕和
読者選出外国映画監督賞:デイミアン・チャゼル
キネマ旬報読者賞:川本三郎

表彰式の司会はフジテレビ・アナウンサー笠井信輔さん。



広瀬すずちゃんは撮影があるそうで、
表彰式のはじめにトロフィー受け取り、
「撮影中は演じている感覚はなく緊張してなくて良かった」
「監督やおねえちゃんたちの背中を見て頑張りたい」
メールのやりとりしている是枝監督からは
「また色気づいちゃって~なんて言われます」
などと語って、
そのまますぐ帰ってしまいました。(^_^;)
深津絵里さんはシック&シンプルなブラックドレスだったため、
上のフォトセッション時の写真は
すずちゃんも帰った後、
黒木華ちゃんは兵庫での舞台出演中で欠席だし、
(『書く女』作・演出:永井愛 樋口一葉役)
余計地味に見えますよね。

橋口監督はどん底から7年ぶりに制作した作品。
どん底の時は日本の映画業界なんてクソだと
思っていたけど、
深田プロデューサーが弁当持って
映画を作りましょうと何度も来てくれて、
また現場に戻ったらクソじゃない人がたくさんいた。
映画人なら一度は取りたいと思う賞だから
受賞はとても嬉しいけど、
作り始める時、
映画は作品賞を取るような作品にはならないだろうが
ワークショップをした人たちの中から
1人でも2人でも世に出したかったから
「新人賞を取らせます」と言った。
それがかなった
篠原篤さんの新人賞受賞が本当に嬉しいと。
「だって、ジャニーズのニノと
無名のシノだよ、出会った3年前に考えられた?」
と、篠原さんに語りかけ、
ニノとシノが握手を交わしました。
篠原さんは「20代は泣かず飛ばずだったけど、
諦めずに続けて良かった」
と、感無量の様子でした。



深津さんは
「浅野忠信さんの底知れぬ力のおかげで
できた演技でした。」と。
『寄生獣』の事は語らなかったので、
笠井アナウンサーが補足質問してましたョ(^_^;)↓








ニノは
「若い人に戦争について学んでほしい
という自分の役割は果たせたと思う。
嵐のメンバーの反応はクールだった。
吉永小百合さんがどんな人にも
優しく接している姿は予想以上で驚きました。」
などと茶目っ気たっぷりで話しました。
トークがとても上手いですね。
詰め掛けたファンは満足だったでしょう。
ニノの時拍手は大きかったけど、
声が出たりは一切なかったです。
ジャニーズファンはきゃーきゃー言ったりしないよう
ちゃんと躾けられてるんですかネ。




本木雅弘さんは「この賞の受賞者に
森雅之さん、市川雷蔵さん、勝新太郎さん
といった錚々たる大先輩俳優がみえる。
自分も50年後に憧れられるように精進したい」と。

『沖縄 うりずんの雨』の
ジャン・ユンカーマン監督は
戦後70年の節目の年に見詰め直す作品となった。
沖縄にとっての70年は長すぎる。
アメリカは辺野古基地を諦めて出て行って欲しい
ということを、
この映画でアメリカでも訴えたい。
沖縄は今だけ映しても語り切れないので
映画は2時間半で長くなってしまった。
本当は5時間でも足らない。
などと語りました。
この『沖縄 うりずんの雨(戦後70年、沖縄は問いかける)』は、
ご覧になっている方は多くないと思います。
沖縄の近代、現代の歴史をたどり、
戦争に翻弄された人々の苦しみだけでなく、
退役、現役のアメリカ兵の証言なども入り
冷静な作品で見応えあります。
本土の人はみんな見て欲しいなあと思いました。
ユンカーマン監督はアメリカ人ですが
日本の高校を出ていて、日本語は上手です。
日米両国で活動しています。



↓『沖縄 うりずんの雨(戦後70年、沖縄は問いかける)』予告動画













是枝監督はぺ・ドゥナと
「さぬき映画祭」に出席していたので
キネ旬表彰式は欠席。



ジョージ・ミラー監督
デイミアン・チャゼル監督は
勿論来ません(^_^;)
一応配給会社の人が
誰が書いたか分からんけど!?
監督からのメッセージを読み上げていました。
日本で評価されて嬉しいですとかの。


私はキネ旬はたまに立ち読みするくらいです。
特に思い入れもありません。
川本三郎さんがキネ旬の読者は
レベルが高いと話されましたが、
そうなんですかね?
以前、これ絶対に観て書いていないでしょという
レビューがあって、
キネ旬でもこんなライターで良い訳!?
と驚きました。たまたま?
川本さんがキネ旬の連載で
記憶違いなどで
間違ったことを書いてしまうと
すぐ読者から指摘の手紙が来るそうです。(^o^;)

ベストテン発表号は、
公開された作品のデータが
映画祭上映の作品のものまで載っているから、
これだけ毎年買っています。
時々私の記事で紹介している
「シネマ★アジア」通信では、
「キネ旬ベスト・テンにモノ申す」という
コーナーもしていたので、
またぼちぼち紹介して行きますね。

キネ旬表彰式は1つ前の記事でも書きましたが、
ショーアップはなく地味でした。
16日の火曜日に毎日映画コンクールの
授賞式にも行ってみるけどどんなかな?
キネ旬表彰式の様子はもっと詳しく映画サイトの
ニュースなどに書かれてあるので、
興味がある方はそちらをお読みくださいね。

キネ旬社長が挨拶で
出版業界は厳しいけど、
今回の「キネマ旬報ベス・トテン発表特別号」は
売れ行きがとてもいいですと。
私は主演男優賞2位が1点差で永瀬正敏だったから、
ナガセ受賞の方が嬉しかったけど
キネ旬編集部はニノに投票してるし、
う~む、その手があったか(°∀°)b !?



ニノファンは読まなくても
きっと買っちゃうんだよね?


表彰式が終わったら帰ろうかと思ったけど、
(帰る人多かったです)
せっかく来たのだし
1階席の前の方のプレス席も解放されたので、
私が好きな前の方の席で
マッドマックス観ました。
近くで年配の女性がずっと大笑いして観てました。
そんなにウケるんかい!
と、ごめんなさい、
ちょっとウザかったりしましたが、
ニコたんやっぱり可愛いし許す。(´∀`)ナンだソレ。






鑑賞した映画の短評は↓

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に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。




Captain Fantastic











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