円空・木喰展 微笑みに込められた祈り 横浜そごう美術館 展示数が多くとても見応えがありました。 | 映画時光 eigajikou

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世界の色々な国の映画を観るのがライフワーク。
がんサバイバー。
浜松シネマイーラの会報にイラスト&コラム連載中。
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円空(えんくう)・木喰(もくじき)展
微笑みに込められた祈り
横浜そごう美術館









この企画展はとても行きたかったのだけど、
なかなか行けず、会期終了の前日の21日に
やっと行って来ました。
体調は良くなかったのですが、
無理して観に行ったかいがありました。
250もの展示品があり、
とても見応えのある企画展でした。

円空(1632-1695)






木端仏




荒々しい彫跡が残る円空の力強い作風は有名で、
皆さんもご存知かと思います。
生涯に12万体も彫ったという記録もあり、
現在、愛知、岐阜県を中心に、
全国で約5400体が確認されています。
240cmある大きなものから、
小さな木片に彫られた
3cmほどの小さいものまでありました。
捨て去られるような木片に彫った
円空の特徴的な作品である木端仏も
多数ありました。


木喰(1718-1810)










十二神将。
中央左の髭の長いにこやかな像は木喰の自身像


木喰は民藝運動の美術史家柳宗悦氏により
再発見されました。
61歳で神仏像を彫り始め、
80歳から90歳で1000体彫り、
90歳でまた千体造像を発願し、
93歳で亡くなるまで32年間
沖縄以外の九州から北海道まで、
全国を旅しながら彫り続けました。
全国で約720体が確認されています。
丸みを帯びた柔らかさが特徴です。

取材映像があったので、
興味のある方はご覧くださいね。










ブログにはあまり書いて来ませんでしたが、
私は美術鑑賞も大好きです。
学生時代は京都にいたので、
寺院は良く歩いて回りました。
気に入ったお寺の縁側で昼寝したり(笑)
寺院で見る仏像も良いですが、
こうして企画展でたくさんの作品を
1度に見られるのも貴重な体験です。

先週は抗がん剤の副作用がひどく、
水を飲んだだけでもげーげー吐いてしまったり、
体中の痺れと痛みも強かったので、
週末外出できるか不安でした。
少し体調が落ち着いてきた土曜日、
足が痺れて痛いので休み休み、
なんとか念願の「円空・木喰展」に
行ってくることができました。

映画は先週は1本も見に行けませんでした。
月曜日、通院の帰りに『ディオールと私』を観ました。
オートクチュールという
ファッション芸術の舞台裏の仕事を
見ることができ感動しました。
デザイナー(ラフ・シモンズ)を支える
クリスチャン・ディオール・メゾンの
お針子たちの職人技は、
まさにプロフェッショナル!
ブログ記事も書く予定です。







『かしこい狗は、吠えずに笑う』


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