日本映画 2013年製作
TOHOシネマズ浜松で鑑賞
↓予告動画
監督:降旗康男
出演:水谷豊 妹尾盛夫
伊藤蘭 妹尾敏子
吉岡竜輝 妹尾薫(H)
花田優里音 妹尾好子
小栗旬 うどん屋の兄ちゃん
早乙女太一 オトコ姉ちゃん
原田泰造 田森教官
佐々木蔵之介 久門教官
國村隼 吉村さん
岸部一徳 柴田さん
作家・妹尾河童の自伝的小説で、上下巻あわせて340万部を突破するベストセラーを、「ホタル」「鉄道員(ぽっぽや)」の降旗康男監督が映画化。太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも、勇気や信念を貫いて生きた家族の激動の20年間を描き、実生活でも夫婦の水谷豊と伊藤蘭が夫婦役で映画初共演を果たした。昭和初期の神戸。名前のイニシャルから「H(エッチ)」と呼ばれる少年・肇は、好奇心と正義感が強く、厳しい軍事統制下で誰もが口をつぐむ中でも、おかしなことには疑問を呈していく。Hはリベラルな父と博愛精神に溢れる母に見守られ成長し、やがて戦争が終わり15歳になると独り立ちを決意する。(映画.COMより)
9月はTOHOシネマズのフリーパスポートがあり、
この作品もフリーパスポートで観ました。
特高の取り調べの描写など↑ぬるい表現も多々ありましたが、
こういう映画も今作っておかないと、
もう作れなくなってしまうのではないかと思いました。
降旗 康男監督79歳。妹尾 河童83歳。
この人たちも戦争の時はまだ子どもでした。
戦争を体験した人間が仕事が出来なくなってしまう前に
体験した人間として作っておきたかったのではないでしょうか。
きちんとスーツを着て帽子をかぶったお父さん。
着物に割烹着のお母さん。
美しい日本語。
この夫婦、子どもたちの年齢からすると、
30代~40代の俳優が本当は合っているはずですが、
水谷豊と伊藤蘭の共演は安定感があって良かったと思います。
脇役もしっかりしていました。
ただ、子役が(上手いとはいえ)ずっと同じ子が演じ続けるのはきつかった(iДi)
いくら食糧事情が悪いとはいえ、この子たち体が成長しなさすぎ(-"-;A
私は9月に國村隼の出演映画を5本観ました。
『風立ちぬ』『少年H』『許されざる者』
『そして父になる』『地獄でなぜ悪い』です。
國村隼まつりでした。
この映画は9月の平日の午後に観たからか、
お客は10人くらいで平均年齢78.3歳←(予想)でした。
昨日の『ひまわり~沖縄は忘れないあの日の空を~』←クリック
にも書きましたが、
年配の皆さんは、ご自分の老後の楽しみに映画を観るだけでなく、
子どもや孫と一緒に「戦争や平和」を考える映画を観て、
ご自分の体験を含め、語り合ってください。
大人の責任果たして下さい。
妹尾河童さんのイラストは勉強させて戴きました↑
こちらは私が昔、情報誌に描いた文字も全部手書きの地図です↓
少年H(上) (講談社文庫)/妹尾 河童
少年H(下) (講談社文庫)/妹尾 河童
↑原作本は読んでいません。
こちらがとても気になっていて、読んでみたい力作↓
「少年H」の盲点―忘れられた戦時史/山中 恒,山中典子
間違いだらけの少年H―銃後生活史の研究と手引き/山中 恒,山中典子
お似合いの夫婦ですね
今回はさらっと。おしまい。
25歳衝撃の才能
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
★『愛媛ヌーヴェルバーグ2013』松山市シネマルナティックで、
10月12日(土)-13日(日)開催
12日(土)AM11:00~オープニング作品として上映
★仙台桜井薬局セントラルホール11月23日~29日公開決定
★東京 下高井戸シネマ12月23日~28日レイトショー上映
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