アウシュビッツの記憶。


『手紙は憶えている』
養老ホームで過ごす90才のゼヴは、痴ほうが進み、最愛の妻が亡くなったことも忘れてしまうほど。
その妻の葬儀の後、同じホームの車椅子の男から、手紙を一枚渡される。
その手紙の中には、その男とはるか昔に交わした約束が記されていた。
自分とその男は、アウシュビッツ収容所の同じ棟にいて共に家族を殺され、そこの看守に復讐を誓ったことを。
ゼヴは過去の記憶と手紙を頼りに、荷物をまとめて夜中にホームを抜け出す‥‥。

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監督は「デビルズ・ノット」などの、アトム・エゴヤン。
ゼヴ役は、「人生はビギナーズ」で、アカデミー賞助演男優賞を受賞した、名優クリストファー・プラマー。

いや~面白かったですね。
昨日や今朝食べたものも覚えてないようなおじいちゃんが
若い頃のことは、鮮明に覚えているように。
それが、命に関わるようなことだったら、なおさら。

ゼヴの頭に残る、アウシュビッツの記憶。




あまりハードルを上げるのは好きではないのですが
このラストには、かなり驚きました。