JB!



『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王 ジェームス・ブラウン』

ファンクの帝王ことジェームス・ブラウン。

彼は貧民街で生まれ、幼い頃に両親に捨てられた。

そこから成り上がり、スーパースターになったJB。

彼の音楽活動やビジネス面、人間性に、実際の映像と関係者のインタビューで迫ったドキュメンタリー。


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ファンクの帝王ジェームス・ブラウンのドキュメンタリー映画です。

監督は、「エンロン」などのアレックス・ギブニー。


ジェームス・ブラウンといえば、僕らよりもっと上の世代がハマった世代で。

僕の印象は、「ブルース・ブラザーズ」の神父さんと

カップヌードルのCM「ミソッパ!」のおじさん。

もちろんスーパースターだとは知っていましたが、その功績などは詳しく知らず。

そんなJBの裏も表も、きっちり見せてくれるドキュメンタリーとなっておりました。

面白かった~。


とにかくもう、やっぱり天才なんですね。

簡単に言っちゃいますけど、そうと言うしかない。


音楽的には、ファンクという大きな流れを作って、時代を引っ張り。

当時まだまだ不当な扱いを受けていた黒人の地位を、大きく向上させるまでの存在に。

そういった活動にも、積極的に参加していたJB。

彼がいなかったら、時代の流れがもっと遅くなっていたのでは?と思うほど。


あと、安っぽい言葉になってしまいますけど

今見てもカッコ良いんですよね。

曲も。歌っている姿も。

そりゃあ衣装や音響機材は古めかしいもんですけど。

世代ではない僕も、あのステージ姿に惚れ惚れしてしまいました。


とはいえ、多くの「天才」「スーパースター」と呼ばれる人間と同じく、偏屈な面も。

金に汚かったり、超がつくほどの気分屋だったり。

まばゆい光を放って、多くの人間を引き付けるのに

近くまで来た人間を、平気で傷つけたりしよるんですよ。


貧民街出身で、恵まれない少年時代を過ごしたからこそ

「なめられたくない」という気持ちが強かったのかも。

そういうスピリットが、同時に黒人の地位向上へのパワーにもなったんでしょうね。


バックバンドでプレイしていた人や、裏方で関わっていた人たちのインタビューがまた印象的で。

中には酷い目に遭わされた人もいるのに

みんな、一様に昔を懐かしむような顔で語ってらっしゃって。

その顔はまるで、「ジェームス・ブラウン」という偉大なアーティストに関われたことを、誇りに思っているかのようでした。


もともとミュージシャンのドキュメンタリー映画は好きなんですけど。

その中でもこれは、お気に入りのうちの一本になりました。



☆個人的見どころ

・キレッキレのJB

・実際キレてるJB

・エド・サリバン!

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