ガンツ!


『GANTZ:O』
高校生の加藤は、通り魔事件に巻き込まれ死んでしまう。
しかし目覚めると、数人の男女と一緒に、大きな黒い玉のある見知らぬマンションの一室にいた。
動転してる間に大阪の街に転送された加藤は、黒いスーツと謎めいた武器を持って、妖怪型の宇宙人たちと戦うことに。
そこに、桁違いの武器を持った大阪の黒スーツ軍団も現れ、街は修羅場と化す。
加藤は1人で待つ弟の元に帰るため、必死に戦うが、そこに敵の首領ぬらりひょんが現れて‥‥。

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奥浩哉さんの大ヒットコミック「ガンツ」の中でも、特に人気の高い「大阪編」を、完全フルCGで映画化した作品です。
総監督はさとうけいいちさん。
監督は川村泰さん。

僕も「ガンツ」の中では、この大阪編が大好きで。
異形の敵の絶望的な強さ。
大阪チームの圧倒的武力。
毎週、興奮しながらヤンジャンで読んでいたことを思い出します。

あの世界が、それはもう見事にCG映画化されていました。
正直今まで、実写に寄せたフルCGの映画って、あまり好きではなかったんですが。
そんな僕の偏見を、一気に覆してくれましたよ。

奥浩哉さんの描くガンツの世界。
メカのカッコ良さと禍禍しさ。
水木しげるさんの妖怪にはない、冷徹な恐ろしさ。(どっちが良いとかではないですよ)
そして、女の子たちのかわいらしさとエロさ。
それらがちゃんのCGの中から感じられて。

なにより、キャラクターそれぞれの表情と感情が、きちんと感じられたことが素敵でした。

アクションシーンのスピード感と迫力は、実写では表現できないほどのレベルで。
巨大ロボが出てきてた時の興奮は、大袈裟じゃなくあの「パシフィック・リム」に、勝るとも劣らないくらいでした。

ストーリーも、原作とは少し違いましたが、1本の映画としてきっちりまとめられていましたし。
でも、妖怪にち○ち○ぶっ込むシーンは、できたらカットして欲しくなかったなあ。
あそこはすごいインパクトやったのに。

邦画の実写でこれをやっちゃうと、きっとここまでならなかったと思うんです。
興味がある方は、ぜひ映画館の大スクリーンで。


☆個人的見どころ
 ・ガンツっぽさ
 ・巨大ロボ出たー!
 ・天狗超つええけど、ぬらりひょんもっとつええ!