キョンキョン×二階堂ふみさん!


『ふきげんな過去』
東京・北品川にある食堂を営む親と住んでいる、女子高生の果子(二階堂ふみ)。
ある日、十数年前に死んだと聞かされていた、伯母の未来子(小泉今日子)がフラリと現れる。
未来子が言うには、ある事件を起こしたため、死んだことにして身を隠していたと言うのだ。
自分の部屋に未来子を泊めることになった果子は、不機嫌さを隠さない。
そんな果子に未来子は、本当の母親は私だと告白する‥‥。

---------------

「ジ、エクストリーム、スキヤキ」の前田司郎さんの監督作第2弾です。

なんとまあ、不思議な空気感の映画でした。
どこにでもある下町の食堂で
望まれざる人が現れたことによる、小さな騒動記かと思いきや。

登場人物それぞれが、過去に陰を背負った人たちで。
でも、特にそれらを掘り下げていくわけでもなく。
「どこにでもありそうな風景」
かと思いきや、
「いや、さすがにそれはないやろ」
なエピソードの連続。

ひょっとして、軽いファンタジーなのかと思いきや
そこまで振り切るわけでもなく。
なので、とらえどころが難しかったですね。僕は。

と言いつつも、キョンキョンの作り出す空気感が、なんとも言えず良くて。
二階堂ふみさんとの親子設定も違和感なく。
マイペースで適当なのに、そこが「なんか自分に似ている」母親にイライラする娘を好演されておりました。

ここ数年のキョンキョンって、何を演じてもキョンキョンなのに、キョンキョン本人じゃないんですよね。
これ分かります?分かりませんよね~笑
いや、そこが何とも言えず良いって意味ですよ。


☆個人的見どころ
 ・キョンキョンvs二階堂ふみさん
 ・爆発
 ・近くにいるんかい!