『ジャングル・ブック』
幼い頃にジャングルに取り残され、黒ヒョウのバギーラに拾われた後、狼の群れに育てられた人間の子・モーグリ。
モーグリは、狼の子たちに混じって、たくましく成長する。
しかしそこに、人間に恨みを抱く虎のシア・カーンが現れ、モーグリを渡せと言う。
狼の母であるラクシャは、シア・カーンの目を盗んでモーグリを逃がそうと画策。
モーグリはバギーラに送られ、ジャングルの外へ向かおうとするが‥‥。
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あの有名な「ジャングル・ブック」が実写化ですよ。
監督は「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴロー。
主演のモーグリを演じるニール・セティ君はなんと、2,000人のオーディションで選ばれたそうな。凄い!
動物の吹替えも、ビル・マーレイやスカーレット・ヨハンソンなど豪華キャスト。
狼に育てられた「狼少女」の話と
ジャングルの王者「ターザン」をミックスしたような、冒険活劇でした。
登場する人間は、ほぼモーグリだけ。
文字通り野生児モーグリが、ジャングルを庭のように駆け回ります。
大自然は優しく厳しく
虎は恐ろしく
そして、絶対王者的な、象の存在感。
大冒険をしてみたいと思っていた、少年の心を呼び戻されましたよ。
子役のセティ君、すごく良かったです。
大自然や野生動物を向こうにまわし、たくましく生きる少年を、体中で熱演。
映像がまた素晴らしくて。
きっとほぼほぼCGなんでしょうけど。
もう僕なんかには見分けつかないです。
スクリーンの向こうに、野生動物が群生する広大なジャングルが広がっておりました。
大自然の掟って、人間の世界に通じるものもありますし。
そのルールに沿って、動物たちは生きていて。
なんなら、動物は守っているのに、人間が守れてないこともあって。
そういうところも考えさせられたり。
人間も元々は自然と共に生きていた動物ですから。
日本で言うと、例え田舎暮らしでも、電気・水道はほぼ当たり前にありますもんね。
それはもう、意地悪な言い方をすれば、文化に頼った生活で。
ここ数十年の間に、日本でも大きな災害が頻発してますから。
モーグリのように、大自然と共にたくましく生きる心を持っておくことの大切さを教えられました。
子供たちに見せたい映画ですね。
☆個人的見どころ
・虎めっちゃ怖い
・象かっこいい!
・蛇の声はスカーレット・ヨハンソンだよ
(8月11日公開予定)