名犬ジョリィ!


『ベル&セバスチャン』
第二次大戦中。アルプスにある小さな村。
孤児のセバスチャンは山中で、村人から「野獣」と恐れられている大きな犬に出会う。
しかしセバスチャンは、その犬は人間に怯えているだけで、悪い犬ではないことを知る。
その犬をベルと名付け、村人に隠れて、毎日のように一緒に遊びまわるセバスチャン。
戦禍が激しくなり、やがて村にもナチスが滞在するようになるが、ある日ナチスから村人たちに、野獣駆逐命令が出て‥‥。

---------------

なんと、この原作がかつて日本でアニメ化されたものが、「名犬ジョリィ」だったのですね。
監督は、冒険家でもあるニコラ・バニエ。フランス映画です。

弱いんすよね~。犬映画。
こういう映画は、どうしても犬がピンチに陥るシーンがつきもので。
観てられなくなっちゃうんです。

しかしまあ、美しい映画でした。
四季折々のアルプスの風景と
白い毛並みが美しい大型犬ベル。
そしてベルとセバスチャンの心の交流。
セバスチャン役の子もまた、美少年で。

しかし時代は戦争真っ只中。
ベルとセバスチャンが、何事もなく平穏に、幸せに暮らせるはずもなく…。

うちはトイプードルを飼ってまして。
断然小さい犬のほうがかわいいと思っていたのですが。
いいなあ大型犬も。
なんだろう、あの包容力。
両方飼ったら最強だな。

でも昔、実家で柴犬を飼ってて、中型犬もいいんですよねえ‥‥。
つまるところ、犬最高。(猫より犬派)

ちなみに、僕の席の前には、お母さんに連れられた小さな姉妹がいたのですが
嗚咽が漏れ聞こえるほどに泣いてましたよ。
あ、そんな惨たらしい話ではないのでご安心を。
情操教育に良さそうな映画でした。


☆個人的見どころ
 ・犬かしこい!
 ・頑張れセバスチャン
 ・アルプスの風景