実話が基に。
『わたしに会うまでの1600キロ』
母の死から立ち直れないシェリル。
夫の優しさも踏みにじり、ドラッグと男に溺れる毎日。
そしてついには夫にも捨てられ、どん底に堕ちてしまう。
シェリルはもう一度昔の自分を取り戻すため、1,600kmにもおよぶパシフィック・クレスト・トレイルに挑戦するが‥‥。
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メキシコ国境からカナダ国境まで、アメリカ西海岸沿いを南北につなぐ自然歩道を徒歩で縦断するパシフィック・クレスト・トレイル(= PCT)。
それを女性一人で踏破したシェリル・ストレイドの自叙伝が原作です。
監督は「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・バレ。
主演のシェリル役は、オスカー女優のリース・ウィザースプーン。
知りませんでした。PCT。
アメリカ大陸南北を徒歩で縦断なんて、とんでもねえすね。
その距離はもちろん、標高差も、気温の高低差もすさまじいのに。
しかも女性一人で。
それは、体力面だけではなく、安全面の問題もあって。
半ばヤケクソだったんでしょうね。
ドラッグに溺れ、家庭を壊し、自分も壊し。
それを、どこかで亡くなった母のせいにしている自分も嫌で。
過酷なPCTに挑戦し、人生をリセットしたい気持ちがあると同時に
途中で死んでも良いくらいの気持ちだったのかも。出発時は。
それでも、実際に死を間近に感じた時、シェリルは‥‥。
PCTの楽しさと危険さと
天国のような景色と、地獄のような過酷さと。
そんな登山やハイキングの趣味はない僕にも、行ってみたくなる魅力が伝わってきました。
ただ、終わり方が中途半端だったような。
どこまで言っていいのかですが、「え?ここで?」みたいな。
なので、映画全体の印象が薄くなってしまいました。
ちなみに原題は「WILD」。
女一人で1600キロを徒歩旅行。
ワイルドだぜぇ。
☆個人的見どころ
・天国と地獄と
・とにかく過去が酷い
・リュック、でかっ!