『レフト・ビハインド』
大学生のクローイは、旅客機のパイロットである父・レイの誕生日を祝うため帰省。
しかし父は、娘や母を置いて仕事に行くと言い、飛行機に乗り込む。
直後に機内で、乗客たちの一部が荷物や衣服を残し、消失する事件が発生。
副操縦士や数人のCAも消えてしまい、機内は大パニックに。
レイは管制塔に連絡するが、同じ頃、地上でも同じような事件が続発し‥‥。
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原作はベストセラー小説だそうです。
主演は映画に出るたび大ピンチに襲われるでお馴染みニコラス・ケイジ兄やん。
なんだろう、これ。
人々が突然、服やアクセサリーを残して、「その場で」消失。
その時点で、科学的な事件などではないわけなのですよ。
ハイジャックだとか、テロだとか、そういう現実的な出来事ではなく、一気にSFの世界に。
そこで思い当たるのは、序盤から出てくる、狂信的とも思われるほど神を信じる人たち。
狂信的なんていうと怒られるかもですが。
僕みたいな無宗教の人間からしたら、大きな温度差は感じるわけで。
強く信じることが悪いと言ってるわけじゃないですよ。
その人たちは口々に、「聖書にあるように終末が近い」と言うわけですが。
‥‥え?本気で?
本気で神の仕業にしちゃうんすか?
と、観てる側の僕は、戸惑いを隠せず。
物語のクライマックスは、レイが操縦する飛行機が、無事に着陸できるかどうかになってくるわけですが。
そこのドキドキハラハラはあるものの、それより、そもそもの消失の原因をこっちは知りたいわけで。
で、物語はラストへ。
結末はもちろん書きませんけど、ちょっと何が何だか、把握できないまま終わってしまった印象です。
何だろうか。
聖書の教えや神の存在を宣伝するための映画だったんだろうか。
それとも、神って酷いよね~とでも言いたかったのだろうか。
どちらにせよ、残念ながら、主題が僕にはピンと来なかったです‥‥。
☆個人的見どころ
・神の仕業か悪魔の所業か
・急に大活躍の娘クローイ
・ケイジ兄さん、生え際戻ってきました?