ニコール・キッドマン!


『リピーテッド』
ある朝、クリスティーンがベッドで目覚めると、横には知らない男が。
だが彼は、結婚して十数年になる、クリスティーンの夫のベンだと言う。
ベンの説明では、彼女は数年前に事故で頭を打って記憶障害になり、一日経つと、記憶が20代前半にリセットされてしまうらしい。
ベンが出かけた後、クリスティーンを診察しているという医師ナッシュから電話が。
彼が言うには、クリスティーンが遭ったのは事故ではなく事件だったというが‥‥。

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原作はSJ・ワトソンのベストセラー小説だそうです。
主演はニコール・キッドマンとコリン・ファース。
製作にリドリー・スコットと豪華。

正直、なんの予備知識もなくフラ~と入ったんですが
面白かった!


全部謎から入って行って、少しずつ明らかになっていく真実。

しかし、真実だと思って受け入れたことも、自分の中で揺らいできたり。

クリスティーン同様、こっちも最後まで揺さぶられ続けました。

主な登場人物はたった3人。
当事者のクリスティーン。
夫のベン。
医師のナッシュ。

これがまあ、全員怪しいんですよ。
クリスティーンに愛を捧げつつも、何かを隠してそうなベン。
治療と言いながらも、不可解な行動が見え隠れする医師ナッシュ。
この2人が、ストーリーを追うごとに善人と悪人を行ったり来たりしよるんですよ。イメージがね。

で、どっちが悪人なんだ?と思っていたら
クリスティーン自身も、忘れている記憶の中に、
何か良からぬものを含んでそうな気配が。
さらには、新たな証言を持つ人物が現れたり。

いや~、揺さぶられた~。
そして、意外な展開に何度も驚き
息が詰まりそうに怖いシーンも。

正直、細かく気になるところはあったんですけど。
毎日記憶がリセットされてるはずなのに、ちょっと積み重ねられてるように感じるところがあったり。
その悪いやつは、どうやってその現状まで持ってったのか、とか。
その辺がクリアされてたら、さらに良かったのになあ。

揺さぶられ、騙され、ハラハラドキドキさせられました。
ニコール・キッドマンも、さすがの存在感でしたし。
何でもっと話題に上がらないんだ?


☆個人的見どころ
 ・一番悪いのは誰だ!?
 ・二転三転の展開
 ・ そしてラストは‥‥