原作はベストセラー小説。



『ゴーン・ガール』

ニックとエイミーは、仲睦まじい幸せな夫婦。

だが結婚5周年のある日、妻のエイミーが突然行方不明になる。

家には争った形跡があるので、警察は誘拐事件として捜査を開始。

しかも、エイミーが人気児童書のモデルだったことから、マスコミに大きく取り上げられ、全米が注目する事件に。

警察が捜査を続けると、ニックの言動にあやふやな部分が出始め、疑いの目は一気に彼に向かう‥‥。


---------------


「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」のデビッド・フィンチャー監督です。

主演の夫役は「アルゴ」のベン・アフレック。

妻役はロザムンド・パイク。


いんや~、面白かった!


幸せな夫婦の妻が、突然消息不明に。

翌日にはマスコミも知ることになり、静かな田舎町は一気に騒がしく。

しかも、疑いが夫の目に向いたことから、取材の勢いと世間の興味は加速。


日本でも稀にそういうことありますもんね。

自宅や関係各所にマスコミが貼り付き。

ほんの些細なことでも、事件と関連付けて報道。

事件は、いわゆる劇場型犯罪の様相に。


最初は、第三者の犯行かと思わせて

観てるうちに、「え?ダンナが犯人な感じ?」の方向に。

そのダンナには、バーを共同経営する仲のいい妹が。

「この妹もあやしくね?」

と、観てるこっちの目が、目まぐるしく色んな人に向けさせられて。


真実を小出しにして行く具合が、絶妙に気持ち良いんですよね。

その小さい秘密が重ね合わさって、大きい秘密の解明になるという。

ジャブ・ジャブ・ストレート!的な。

それで、ある程度展開が見えてきて、こう進むのかな~と予想したら

あら?そうなっちゃう?と、予想外の方に行ったり。


時間軸が前後する、僕の苦手なタイプの映画だったのですが

見せ方が丁寧だったので、理解力の乏しい僕でも、すっかり惹きつけられました。


ただ、ラストがな~。

これはこれで、背筋がゾワゾワするような終わり方だったのですが。

僕としては、ズバーンと終わって欲しかったです。

はっきり言えなくてすんません。


いや~良質なサスペンスでしたよ。ハラハラドキドキしました。

年末年始に、お時間あればぜひ。



☆個人的見どころ

 ・事件の真相

 ・ゾワゾワなラスト

 ・近所のバカ友