『ハード・ラッシュ』
かつて、裏社会では名うての運び屋だったクリス。
今では足を洗い、警備装置の施行業者をしながら、妻・ケイトと二人の子供と幸せに暮らしていた。
しかし、妻の弟・アンディが、麻薬の密輸に失敗。
そのミスの責任を問われ、本人はもちろん、クリス一家にも危険が及ぶ。
クリスは家族と義弟を守るため、かつての仲間に協力してもらい、パナマから偽札密輸の作戦を立てる‥‥。
---------------
こんな言い方しちゃあなんですが。
あまり宣伝もされてませんし、そんなに期待もせずに(失礼)観てみたら。
なんとまあ、スリリングなアクションの連続!
いや~、興奮しましたで。
裏稼業から足を洗ったクリス。
しかし、バカな義弟(これがまた底抜けのバカ)のために、一肌脱ぐことに。
そこには、これでもかっちゅう程の苦難の連続で。
でもそれを、今までの経験と機転の早さで、寸前で乗り切って行くクリス。
いや~、下っ腹に力が入りっぱなしでしたよ。割れたんちゃうかな。腹筋。
場面がちょこちょこ変わるのも、目線が飽きなくて良かったです。
下準備のところから乗船、船中、パナマ、そしてまた船中、さらに陸揚げ。
その先々でトラブルがあり。
一方変わって陸地では、平和に暮らすクリス家族を脅しにかかるマフィア。
そこいらに、頼りになる仲間がいて、彼を裏切るヤツもいて。
緊張の連続!
でも、そのマフィアの脅しが露骨で。
さすがにそこまでやったら、法的にどうにかなるのでは?と思う程で。
車で建物に突っ込むくらいするくせに、銃の発砲音は気にするっていう、基準の分からなさ。笑
あと、クリスの計画が、なんやかんやありつつもスイスイ進んじゃうのも。
1つ2つならアレですけど、何かいつもギリギリでクリアして行っちゃうので。ギリギリボーイ。
「いやいや、なんぼなんでも、うまく行き過ぎちゃう?」
なんて、ひねくれ者の僕なんかは、ちょっとだけ思ってしまいました。
ちょっと気になったのは、そこくらいですかね。
でも、そんなのはちっさいところで。
はてさて、クリス一家と義弟の運命やいかに。
最後までスリルが詰まった、ナイスなアクション映画でした。
☆個人的見どころ
・ギリギリボーイ・クリス
・裏切り者!
・バカ船長