『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』
1937年ドイツ。
飛行船会社ツェッペリン社の設計技師マーテンは、ひょんなことでジェニファーという女性と知り合うが、彼女には婚約者が。
そんな彼女は、石油会社を経営する父が倒れたことを聞き、母と共に予定を変更し、豪華飛行船ヒンデンブルグ号に乗り込む。
ところが離陸直前に、飛行船に爆弾が仕掛けられていることを知ったマーテン。
彼は地上作業員を装い、飛行船に飛び乗る‥‥。
---------------
ヒンデンブルグ号の大惨事は、テレビでもたびたび映像が使われるので、御存知の方も多いと思いますが。
その実際の事故にナチスの陰謀説を加えた、サスペンスアクションになっております。
何度も言ってますが、僕は史実にフィクションを加えるパターンの映画、好きなのですよ。
まず、映像の感じがいいんですよね。
特にヒンデンブルグ号のデカさが。
大型旅客機なんてもちろんない時代ですから。
格納庫から現れる大型飛行船に、当時の群衆が圧倒される感じがすごく出ていて。
その時代の人間じゃない僕ですけど、「おお~」と思ってしまいました。
ただ、ストーリー的には、序盤がちょっとゴチャゴチャしてて。
サスペンス要素が強めなので、「お?こいつ怪しい!」と思わせたいのかもですが。
その怪しいやつが、ちょっと多い!
相変わらず理解力に乏しい僕なので、頭の中で登場人物の関係性を整理するのが大変でしたよ。
でも、陰謀の全容が明らかになってくる終盤は一転。
ハラハラドキドキのサスペンスアクションに、もう夢中で。
ド迫力の映像と、ヒンデンブルグ号と乗客の命運に釘付けでしたよ。
いわば空版「タイタニック」なんですな。
こっちは陰謀絡みなんで、ロマンチックさにはだいぶ欠けますけど‥‥。
☆個人的見どころ
・とにかくでかいヒンデンブルグ
・陰謀に荷担しているのは‥‥
・ダイハードばりにタフなマーテン