ほんと?うそ?
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2D)
記事に行き詰まった若いライターが、インド系カナダ人のパイ・バデルから、驚くべき体験談を聞き出す。
1960年代、パイは、インドで動物園を営む一家に生まれ育つ。
彼が16才の時に、一家はカナダへ移住することになるが、その船が洋上で嵐に遭遇。
船は沈むが、パイは命からがら救命ボートに。
しかしそこには、同じく逃げて来た数頭の動物と、どう猛なベンガルトラもいた‥‥。
---------------
まるで絵本を読んでもらっているような。
そんな感覚で物語は進んで行くのです。
観た感じ、これは3D用に作られた作品なのかなと。
幻想的な映像を多用していたので。
こっちに絵がガツガツ飛び込んでくるようなシーンがちょこちょこあったので、3Dはもちろん意識してたでしょうけど。
ただ、こっちは2Dで観てますから!
なんとなく、映像的に放ったらかしにされてる感が強かったです。
ちなみに、3Dで観たという冷蔵庫マンは、「2Dでも十分ですよ」と言ってました。
どっち!?
ボートでトラと漂流するって、どう考えても興味湧いちゃいますよね。
僕が阪神ファンなのは関係なしに。
その状況を、どう転がしてくれるかの興味で頭がいっぱいだったのですが。
意外に、その部分の割合は大きくなかったような。
正直、もっと壮絶で、もっとタフで、もっとリアリティのある映画を期待していたので。僕はですよ。
でも、ファンタジックな演出を多用することで、そういう部分は薄れてしまったんじゃないかと。
そこは好き好きになっちゃいますけどね。
若きパイを演じたのは、オーディションで選ばれたスラージ・ジャルマ君。
無名の俳優さんが一躍スターっすな。
今後仕事が舞い込みまくりそうな熱演っぷりでしたよ。
そしてラストは‥‥
果てしてこの物語は、現実にあったことなのでしょうか?
余談ですけど、トラの名前「リチャード・パーカー」で検索すると、この映画とリンクする、とある記事が読めますよ。はい。
☆個人的見どころ
・トラの本物っぷり
・怖い島
・意味深なラスト