『理想の出産』
大好きな彼氏の子供を授かったバルバラ。
幸せな妊婦暮らしと、出産後の生活を夢見ていた彼女。
しかし実際には、ホルモンのバランスが崩れ、肉体的にも精神的にも不安定に。
疲れも極限に達しようとしていた。
そんなバルバラに対し、彼氏のニコラはずっとマイペースで‥‥。
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一人の女性の、彼氏との出会いから妊娠・出産・育児を描いた物語です。
そこに関わってくる、彼氏、母親、医師などなど。
僕は未婚なのでもちろん分からない世界ですが、そのへんの関わりやバルバラの心情が、リアリティたっぷりに表現されておりました。
最初は思い描くわけですな。
お腹に赤ちゃんのいる幸せ。
優しいダンナのフォロー。
まわりからの祝福。
いっぱいの幸福感。
ところが現実は、全てのことが彼女をイライラさせてしまうという。
極端な「うまく行かない例」ではあると思うのですが、決してありえない話ではないんでしょうね。
「理想の出産」というか、「出産の理想と現実」っていうところでしょうか。
とはいえ、悲観的な部分ばかりでもなく。
きっちりとゴールを作ってくれているので、嫌な気分で映画館を出ずに済みました。
男と女で、見方がだいぶ違ってくる映画じゃないでしょうか。
出産の経験のあるなしでも違うでしょうし。
身近なことがテーマですから。
これから子供が欲しいな~とか、すでにお子さんをお持ちの御夫婦で行くと、見終わった後いろいろ話せそうですよ。
ちなみにR-18。
実際、カップルで来てる方も多かったですが。
ああ、おっさん一人で堂々と観に行ってやったさ!
☆個人的見どころ
・出産
・付き合うきっかけ
・そして夫婦は‥‥