『ゲキ×シネ 髑髏城の七人』
天正十八年。織田信長亡き後、天下は豊臣秀吉により統一されようとしていた。
しかし、それを阻止しようとする男が関東に。
漆黒の武装集団「関東髑髏党」の党首で自らを天魔王(森山未來)と名乗る、かつて信長に仕えた男だった。
邪魔するものは女子供でも殺す髑髏党に追われていた女たちを、偶然助けたのは捨之介(小栗旬)。
彼は女たち連れて逃げ込んだ色里で、無界屋蘭兵衛(早乙女太一)という男に出会う。
そこで出会った二人には、実は秘められた過去があった‥‥。
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劇団☆新感線の舞台を映像におさめた「ゲキ×シネ」シリーズ第10弾。
もう10作目なんですね。
今回も面白かった~!
いつも素敵なゲキシネですが、今回は特に役者さんの魅力と迫力を強く感じましたよ。
これぞ役者力。
特にメインの小栗旬さんと早乙女太一さん。そして勝地涼さん。
まあお三方のカッコ良いのなんの。
キメのところが、まさにキメてます!くらいに決まってまして。
僕、何を言ってるんですかね?
そして森山未來さん。
人の良さそうな役とか、気の弱そうな役が多いイメージが僕はあるのですが。
天魔王は、背筋が凍るような冷酷さと残虐さで。
まさかこんなゴリゴリの悪役までできちゃうとは。
女優さんも、小池栄子さんと仲里依紗さんという、僕の好きなお二人が。
舞台での二人は、映画で観るのとはまた違う魅力があるのですな。
かわいいっていうより、すごくカッコ良かったです。
もちろん、高田聖子さんや粟根まことさんなど新感線メンバーは、抜群の安定感。
素晴らしいチームワークっすな。
前作「薔薇とサムライ」がコミカルで明るく楽しい舞台だったのと対照的に。
緊迫感あふれ、乱世を強く生き抜く男たち・女たちがシリアスに描かれておりました。
どっちにしろカッコ良いんですけどね。ほんまに。
あとはもう、劇場で観てもらうしかないですな。
ゲキシネの魅力はそこですから。
そりゃあ生の舞台を観る方が良いとは思いますが。
ド派手な演出などは、生で観たらきっと度肝を抜かれるでしょうし。
でも、細かい表情や仕草など、最前列くらいでしか分からないような部分までアップで観れますからね。
そこが魅力。
なにより、実際の舞台より料金がリーズナブル!
そこはもっと魅力!
ゲキシネ未体験の方はぜひぜひ。
きっとはまっちゃいますよ。
☆個人的見どころ
・役者力
・かっちょいい殺陣
・乳銃