ジョニー・デップ!


映画とカレーと藤井

『ラム・ダイアリー』

1960年。カリブ海・プエルトリコのサンファン。

その地元新聞社にやってきたのは、ジャーナリストのケンプ(ジョニー・デップ)。

新たな生活を築こうとニューヨークからやっていたのだが、初日から二日酔いの有様。

ほどなくケンプは、地元の有力者サンダーソンと、その婚約者シュノーと出会う。

サンダーソンは、ケンプをうまく利用しようと考えたのだが、彼は計画そっちのけで、美しいシュノーに恋してしまう‥‥。


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これ、実話を基にしたフィクションなんですね。

ジョニー・デップとも親交があったというアメリカ人ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソン原作の映画化だそうです。

このトンプソンさんは、「ラスベガスをやっつけろ」の主役のトンプソンなんですって。

しかも、そのトンプソン役を演じたのがジョニー・デップで。

今作も、ジョニデが企画・製作・主演。

ジョニデの敬愛ぶりが伺えますね。


そんなこの映画は、若き日のトンプソンを思わせるケンプが、南の島で体験する波瀾万丈の日々を。

いや~、滅茶苦茶ですよ。それはもう。

ケンプのまわりにいる悪友たちも、輪をかけて滅茶苦茶で。

あまりの破天荒っぷりに笑っちゃったんですけど、これが実話だったのかと思うと震えますな。


でも、話があっち行ったりこっち行ったりするもんで。

ここに進んでるのかと思いきや、それがうやむやになって他の展開になったり。

ダイアリーってだけあって、破天荒な日々をつづっているだけなので、そうなのかもしれませんが。

全体的な流れがあれば、僕としてはさらに食いつけたのかな~、なんて思いましたが。


コスプレ&メイクな役の多いジョニデですが。

やっぱり男前っすなあ。

酔って暴れてドロドロになったかと思いきや、シーンがかわるときれいなシャツでビシッと決めていたり。

そのギャップにやられちゃいますな。婦女子ならずとも。


不勉強なもので、僕はハンター・S・トンプソンさんのことを存じ上げませんでした。

破天荒な人生だったんですね~。ちょっと調べてみよう。



☆個人的見どころ

 ・ノーメイクのジョニデ

 ・火の酒

 ・ボロ車