サム・ワーシントン!

映画とカレーと藤井

『崖っぷちの男』

ニューヨークのマディソン街。

ルーズベルトホテルの上層の窓際に、一人の男が立っていることに歩行者が気付く。

その男はニック・キャシディ。

30億円のダイヤを盗んだ罪で収監されていた刑務所から、脱獄してきた元警察官。

ホテルの下には、多数の野次馬とTV局のレポーターやスタッフ、そして自殺を止めようとする警官たち。

路上は騒然とするが、実はニックは、ある計画を企てていた‥‥。


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「アバター」「タイタンの戦い」のサム・ワーシントン主演です。


正直、序盤はよく分からなかったんですよ。

情報を小出しにするタイプのストーリーなのですが、それがあまりにも小出しで。

ん?ん?

と思うこと数十分。


ところが。

全貌が見えてくる中盤くらいからは、一気に引き込まれて行きまして。

後半は、手に汗握る、尻にも汗かく展開で。

特に終盤は、目まぐるしく状況が変わるので、最後までラストが読めず。

まさに自分がビルの上にいるかのような緊張感で、見終わった後はクタクタでしたよ。

心地良いクタクタ。


そんなうまいこと行くかい!とも思いましたけど。

いや、ニックの作戦が成功する失敗するはさておき、ですよ。

ニックの仲間たちが、あまりにも手慣れ過ぎているというか‥‥

あまり書くとネタバレになってしまうのでアレですけど。


高所恐怖症の人は要注意ですよ。

ビルの上から見下ろす映像の臨場感、半端じゃないです。

3Dじゃないのに、吸い込まれそうになりました。

イスに座っているのに足がすくんじゃうという。やべえ。


公開がだいぶ先なのですが。

夏休みにピッタリな、アクション大作ですよ。



☆個人的見どころ

 ・ダイヤの行方

 ・意外な協力者

 ・ビルの上からの眺め


(7月7日公開)