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映画とカレーと藤井-キック・アス

「キック・アス」

デイブは、スーパーヒーローに憧れているオタク系のさえない高校生。

ネットで購入したコスチュームを着て、勝手にパトロールをするが、腕っ節に自身があるわけでもなく、最初の戦いで大けがを負い入院。

しかし、2度目の戦いを見た通行人が、携帯で録画した映像をYouTubeにアップすると、デイブ扮するヒーロー「キック・アス」は、たちまち人気者に。

ある日、好意をよせる女の子から、ストーカー被害の悩みを打ち明けられたデイブは、こっそりキック・アスに変身して加害者の元に乗り込むが、逆に殺されかけてしまう。

そんな大ピンチを救ったのは、ヒーローのコスプレをして圧倒的な強さを誇る小さな女の子「ヒット・ガール」と、その父親「ビッグ・ダディ」だった‥‥。



いや~、面白かった!

あまりCMなどでは見かけませんでしたが、面白い映画はやはり口コミで拡がるもんですな。

この映画も、いろんな方面から面白いと噂を聞きました。


前半は結構ゆる~い感じで、正直ちょっと期待し過ぎたかなと思ったんですが。

「ヒット・ガール」が出てきたくらいからは、展開に俄然スピード感が出てきまして。

そこからラストまでは一気でしたね。


シリアスとコメディの混じり具合のバランスが素晴らしかったです。

真面目に行くのかと思いきやギャグにし、ギャグにするのかと思えばシリアスになったり。

あと、ヒーローに憧れる大人たちっていう設定もいいんですよね。

真面目にやればやるほどバカバカしくて。

でも、そこに正義感と決意があるから憎めないという。うまいっすな。


情けない高校生役のアーロン・ジョンソンや、ビッグ・ダディ役のニコラス・ケイジのコミカルな演技もよかったんですが、圧倒的な存在感だったのは、ヒットガール役のクロエ・グレース・モレッツですよ。

かわいい顔をしているのに、キレのあるアクションでバッタバタと悪人を倒すところは爽快でしたね。

ちょっと生意気っぽい言動も小悪魔的で、この映画の強烈なスパイスになっておりました。


噂によると、すでに続編の製作が決定しているとかいないとか‥‥。

またヒット・ガールに会えるのか!?



☆個人的見どころ

 ・シリアスとコメディの良い具合

 ・ヒット・ガールの抜群のキレ

 ・40万ドルの最終兵器