韓国でも津波はツナミって言うんですな。
「TSUNAMI-ツナミ-」
遠洋漁船に乗っていたマンシクは、津波による事故により、幼馴染みのヨニの父を死なせてしまう。
そのため、ヨニへの想いをなかなか打ち明けられずにいた。
その頃、地質学者のキムは、日本海で連続して発生している地震からやがて巨大な津波が韓国の沿岸を襲うことを予告。
しかし、お偉い様方は根拠の薄いその話に耳を貸さず、何の対策も施そうとしない。
そしてとうとう、「その日」がやってきた‥‥。
いわゆる「災害パニック映画」です。
前半たっぷり使って、その海辺で暮らす人々の人間模様を描いているのですが、お国柄なのかこの映画がたまたまなのか、気の強すぎる女性がいっぱい出てきまして。
その女性たちを中心にしたドロドロした人間関係をず~っと見せられて疲れてしまい、
「早く津波が来て本題に入らんかい!」
と思ってしまいましたね。正直。
あんな人ばっかりなの?みんな超性格悪かったですよ?
でかい津波が来て、その猛威はやはり見どころだったんですが、それだけなんですよね。
警鐘を鳴らしている人がいたのに、特にその警告は生きず。
ただただ、人々が無力に大波に飲み込まれて行く‥‥という。
やはり、機転をきかしてき残る人がいたりとか、その地質学者がうまく仕込んでいた何かで多くの命を助けたりとか、そういう「救い」が観たかったです。僕としては。
「いや、そんな都合よく行かんやろ!」なパターンでもいいから。
あまりにもただただ死んで行くので、ちょっと観ててしんどかったですね。
災害系の映画によくあるんですが、この映画も半分くらい「人災」のせいで死んじゃってましたし。
でも、「極限状態に陥ったからこそ再確認できた愛情」的な部分は感じられましたよ。
そのためのドロドロ前フリでもあったんですな。
グッとくる場面もありました。
災害パニック系がお好きな方はどうぞ。
☆個人的見どころ
・本物の水もたっぷり使った映像
・気の強い韓国美人たち
・恐ろしいほど混雑したビーチ