フランス=香港合作映画です。


映画館を漂流中。-冷たい雨に撃て、約束の銃弾を


「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

フランス料理店のオーナー・コステロ(ジョニー・アリディ)は昔、腕利きの殺し屋だった。

そのコステロと離れ、マカオに暮らす愛娘と夫、子供2人の家族が、何者かに惨殺されるという事件が発生。

駆けつけたコステロに、瀕死だが唯一一命を取り止めた愛娘が、わずかな手掛かりを伝える。

彼は異国の地で出会ったヒットマン3人組と手を組み、復讐を誓う。

しかし、実はコステロは、ヒットマン時代に負った頭部の傷のせいで、少しずつ記憶が薄れて行っているのだった‥‥。



男の映画っすな~。

この男くささ+映像のカッコ良さはどこかで観たことがあるなと思いきや、去年観た「エグザイル/絆」の監督さんでした。

確かにテイストは同じでしたね。

あえて言うなら、「エグザイル」よりもスピーディ感があって、個人的にはこっちの方が好きです。


ガンアクションシーンが特に良いんですよ。

別にワイヤーやCGを駆使するわけではないのに、アイデアとアングルで渋く見せる感じが。

詳細は言えませんが、敵役との「殺し合いのルール」を大事にするところも男くさくてグーでした。


後は何より男の友情。

コステロと殺し屋3人の、徐々に深まっていく絆にグッと来てしまいました。

その絆と、コステロの記憶の失い具合が絶妙で。

涙こそ流しませんでしたが、胸が震えてしまいました、

ラストシーンも含め、ジョニー・アリディさん、名演です。



☆こんな人におすすめ

 ・ハードボイルド・ガンアクション映画好き

 ・男の友情に震えたい

 ・ケガじゃなく年のせいでモノ覚えが悪くなっております