忘れている事
2011年3月11日
その時、私は東京にいました。
大きな揺れ、いつもと違うとは直ぐに分かる地震でした。
直ぐに会社に戻り、スタッフに指示を出しました。
夜になると被災地である東北の状況が少しずつ分かってきました。
続く余震
電話も通じ難い状況
地震速報が鳴る携帯
コンビニやスーパーに行っても何もない状況。
このままどうなるのだろうという不安
普通に仕事できる事、何気ない日常が幸せだという事を実感しました。
それから数ヶ月はガソリンも買うのも一苦労
そんな状況で、早くいつも通りの日常に戻らないかな?と切望していました。
あれから4年以上経ちました。
当たり前の事が幸せだと忘れているような気がします。
小さな人間関係で不満を言う人
ちょっとした経営不信で悩む経営者
少しの体調不良で嘆く人
今の状況が
もし2011年3月11日だったらどう感じるか?
今に感謝出来ているか?
小さいことで悩んでいないか?
そう小さくまとまる度に、私自身は
あの時に感じた不安、恐怖を思い出し、奮起しようと感じます。
2013年に岩手県のプロジェクトを県庁から依頼され、2014年3月まで被災地の方とも関わりました。
今でも大変な状況の方が沢山居ます。
今、自分が置かれている状況で何が出来るか?
2011年3月11日を思い返すことも大事だと痛感します。
たったひとりしかない
自分を たった一度しかない一生を
ほんとうに生かさなかったら
人間は生まれてきたかいがないじゃないか
山本有三
山本有三記念館は三鷹市にあります