介護従事者地元確保へ助成金 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

介護従事者地元確保へ助成金

尾道市は4月、市内の介護保険事業所に就職する介護福祉士とホームヘルパーに「助成金」を支給する制度を設ける。不足が予想される介護従事者を地元で確保する狙い。

 介護老人保健施設やヘルパーステーションなど市内の約250事業所への就職者が対象。市は事業費として2012年度の一般会計当初予算案に310万円を計上した。

 介護福祉士の場合、市内にある尾道福祉専門学校を卒業して就職すると10万円、市外の学校卒業者には5万円を支給する。地元学生を優遇するため差をつけたという。就労から3カ月以内に申請する。

 ホームヘルパーは2級以上の有資格が条件。事業所に6カ月以上勤務すれば2万円を受け取れる。申請は就労から1年以内。

 いずれも結婚や出産などのため退職した経験者が再就職しても対象となる。

 同市の第5期介護保険事業計画(12~14年度)は、14年度の介護認定者数を11年度比で480人増の9785人と推計。同年度までに特別養護老人ホーム242床、グループホーム72床の増床と小規模多機能型居宅介護施設3事業所の新設などを盛り込んでいる。


中国新聞