神田昌典+高橋洋子【社会起業 ~ ひとりではじめる、幸せな仕事のカタチ】 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

神田昌典+高橋洋子【社会起業 ~ ひとりではじめる、幸せな仕事のカタチ】

昨日、新宿・紀伊國屋ホールにて、神田昌典+高橋洋子【社会起業 ~ ひとりではじめる、幸せな仕事のカタチ】のセミナー参加しました。


神田昌典さんは経営コンサルタントとして、カリスマ的な方です。


最近ではコンサル業務でなく、社会貢献、社会福祉の分野に関心を持たれております。


そこで、ほのぼの屋 という障害者の方が中心となり運営している、フレンチレストランのスタッフの方のドキュメンタリー映像を見ました。(記述しますが、メモを取ったものを記憶を辿っているので多少の誤差はあると思います。)


その中で、スタッフの方の心に響く言葉が沢山ありました。


スタッフの男性の方は、チック症の症状等があります。

一般企業に就職を挑戦した事もあります。


インタビュアーが、

彼に仕事の意味について尋ねると、

「どんな風にすれば、上手く機能するのだろうか?仕事にどういう意味が持たせる事が出来るのか?」という応えがありました。


又、仕事とは?との質問には?

「生きがいであり、楽しみであり、悩みであり、苦痛であり、喜びである」との事。

全てを含めて、働ける喜びだ!とのような内容でした。


観ていて感動です!


今はどんな気持ちですか?という質問には

「自分がほのぼの屋をもっと良くする」


他の女性スタッフは、

仕事とは?」との質問に

「最初はお金だけだった。仕事を趣味にしたい!仕事は自分を成長させる場!」


ゲストの高橋洋子さんのコメントで印象深いかった事があります。

高橋さんはお兄さんが障害者との事で、福祉にも関心があり活動されているとの事です。

「障害者の方と接しているとどちらが障害者か分からなくなる。」


確かにそうですよね。

私達、健康な多くの人は一つの事に一生懸命しているか?

当たり前の事に喜ぶ事の出来る感性が無くなってしまってはいないか?



神田さんからは、 福祉」という言葉は怖い

偽善者扱いされる事もある。

実際に、「神田は福祉等やって女にかっこつけている!」という風に言われる事もあるそうです。

他から受け入れない閉鎖的な風潮を物語っている例かもしれません。


ほのぼの屋の責任者の方の話です。

障害者の方の作業所などでの平均月収は12000円前後

ほのぼの屋では約6、7万円との事。

給与が6万円を超えると生活に変化が出て来る。

ジーパンを購入したり、お洒落する事に目を向ける。

8万円を超えると、具体化した夢を持つ。家を欲しい。結婚したい!など。


私達は給与に関して、上げて欲しい!という意識が強いだけで、何をする為に欲しいか!が明確になっていない事が多くあるのではないかと感じました。


ほのぼの屋を見ていて感じた事は、障害者の方と共に業務を行う、責任者や管理者、シェフの方の人間力、マネジメント力です。

管理者の話に「頑張りすぎてつぶれてしまう」という話がありましたが、その障害の度合いによって業務を割り振ったり、時には相談して決めているという事は凄い事だと思います。

普通に健康な部下や同僚との職場関係でも上手くいかない時も多々ある中、この事は見習わなくてはいけないと感じました。

本当の意味の「適材適所!」です!


福祉に従事する職員の底上げが必要だと痛感しました。

給与面、条件面を訴える事も大事ですが、同時に介護技術、福祉知識ばかり自己満足での追求でなく広い視点を持つように一人一人が心がけ、奥深い、味わい深い、福祉職の人財になっていく事が重要だと思います。


まずは、私自身から!


勉強し、挑戦し、頑張ります!


PS;昨日のセミナー参加日はわずか1000円でした。1000円でここまで、刺激を受ける事ができて幸運でした。通常、神田さんのセミナーは5万円位です。

気持ち程度ですが、何かに寄付しようと思います。




再PS;質疑応答で質問しようと、腕のストレッチを密かにしていましたが、時間の都合上行われず非常に残念でした。神田さんにお会いし、福祉をいい意味でのビジネスに繋げれるような話しをさせて貰いたいと思いました。


ありがとうございます。


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