今日は瀬田貞二(せたていじ)さんの

わらべうた、詩、おはなしなどの児童文学に関する参考書を紹介したいと思います。


瀬田貞二さんは、以前に紹介した『おやすみなさいおつきさま』 を訳した方で

『三びきのやぎのがらがらどん』を訳した方でもあります。

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新書なんていうと、敷居が高いように感じますが

これは児童図書館講座というものを瀬田貞二さんが

図書館員の方に開いた時に、お話されたことの記録が綴られてあります。


つまり、

講演を聞いているような感じで読めるので

頭を抱えるような心配はありません。


とはいっても、図書館員向けに話されたことなので

少し知識がないと読みにくいです。

写真があまり入っていないので。


こんな人に読んでほしいという読者を想定するなら


・図書館で働いている、又は司書の勉強をしている方

・おはなし(ストーリーテリング)の勉強をしている方、したい方

・絵本などの質がいまいちよくわからない方

・海外や日本のわらべうた、詩、なぞなぞに関心のある方

・海外の古典的な絵本に興味がある方

・児童文学とは何かを知りたい方

・自然育児に興味のある方

・児童文学を勉強している国文科の学生


という感じでしょうか。


図書館や書店でパラパラと立ち読みしてみて

読めそうか、まだ難しそうか、判断してみるといいと思います。


ちなみに私が最初にパラパラと読んだ時は


「???」


といった感想で、


「この本はまた別の時に・・・」


と思い、本を図書館に戻しました(笑)


わからないな~~


と思ったら、無理して全部読まないで

読めそうな項目や気になる項目だけ読めばいいのです。


そして、いろいろ児童文学に触れてみたあとに

またこの本を開いてみると、学ぶことがたくさんあるので

何度も読んでほしい本であります。



後半の幼年物語に関するところは海外の作品ばかり出てくるので

イメージが少ししにくいかもしれませんが、前半はわりと読めます。



私はこの本のおかげで、自分の中でバラバラだったものが

実は繋がっているのではないか?と思ったところ

それを裏付けることが書かれてあったので、この本はすごい!と思いました


瀬田貞二さんの人柄もよく表れているので

この本にハマった人は瀬田貞二ファンになる確率大です♪


しかし・・・


瀬田貞二さんは気難しい!よくわからない!


という方もいらっしゃると思います。


そうした方は、福音館書店の相談役である、松居直さんの

絵本について書かれた本がお勧めです。


瀬田貞二さんと似ていることを時々言っていますが

松居直(まついただし)さんの方が絵本寄りでママさん向けで

瀬田貞二さんは児童文学総合で図書館や文学研究寄りと言ったところでしょうか。


子どもと絵本を楽しみたい!という人には

松居直さんの本がお勧めです。

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これが家にはないのですが、図書館で何度も借りて読みました。

これらの本があるコーナーに、松居直さんの書いた本が

沢山なら位でいると思うので、何冊か読んでみると

一貫して言い続けていることが見えてきます。


松居直さんの絵本についての本を一冊選ぶならどれかな?


と思い、まだ買っていないだけで

図書館で十分というわけではないです。

どうせ買うなら、何冊か読んで一番気に入ったのを買いたいので。


絵本の読み聞かせが好き!というママさんには

松居さんが書かれたこうした本を読んでほしい!

良質な絵本で有名な福音館書店が評価高いのは

松居直さんのおかげと言っても過言でないほどです。

まずは図書館でパラパラめくってみてください。

かなり読みやすく作られています。


こうした人たちが書いた絵本関係の本を読みながら

読み聞かせをしていると、いろいろ気づかされ

選書ひとつをとっても、とても楽しくなります!!


こうした本を読みながら、読み聞かせのモチベーションを上げていきましょう^^


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