「ゆらゆらばしのうえで」 | 絵本づくし・心づくし

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一冊の絵本から、
一人のつぶやきから、
いつか仕舞い込んだ感情が、
清水のように湧き上がってくる。

大人の絵本の交流をナビゲートしています。

昨日から博多にいます。

児童書専門店「エルマー」の店主に、
「午後からの勉強会に連れてって~」 とお願いしたら、
「くるみちゃん、それなら30分話してもらえるやろ!」 と、、、

手打ちうどんで取引した、山本潤子です。
うどんにはお揚げとゴボウ天もつけてもらいました(笑)!

本題に移ります。
「ゆらゆらばしのうえで」
ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ)/福音館書店
¥1,296
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追いかけるきつね、逃げるウサギ、
天秤のような一本の丸太の上で、
お互いのバランスだけが命の綱!

動けないに二匹にできることは、
丸太の上で語り合うことだけ。

いつしか互いの立場を忘れて・・・

強さ、弱さの裏に、意外な姿が見え隠れする。

対立の解決策は強さや数の多さだけではないはず。
食うか食われるか、勝つか負けるか以外の、
第三の選択も、絵本の結末には、確かにあった!


「あちらとこちら」、「あなたとわたし」、「やるのかやらないのか」、、、
対立の構図は相手だけでなく、
自分の中にもあるでしょう。

相手があれば語り合うことが出来る。
しかし、長年守り抜いた価値観や倫理観を前にしたら・・・

今、私にできることは何だろう?