今日は、久しぶりに、若いお客様とのお話し。まだ20代、まさに“人生これから!”感があり、自分まで若返った気分にさせていただけました。
しかし、20代の頃の私と、彼が大きく違うのは、、、老後に対する不安。
今の若者は、老後に対して、かなりシビアに危機を感じているのかもしれません。
みなさまの会社では、退職後の生活をより豊かにしてくれるため“基金”に参加していたりしないでしょうか?
○○業年金基金連合とか、、、、。
多くの企業年金基金とか、業界団体の年金基金は、国内の景気が良かったころに、
「どうせ年金の上乗せをするなら、厚生年金基金なんて、あまっちょろいものじゃなくて、もっとお金を増やしてくれる外部業者とかに頼もうっ!」って、、、、してるものが多くあります。
多くの企業年金を引き受けていたAIJは、2012年に破綻しました。
これに端を発して、年金の運用の見直しを、それぞれの業界団体などが始めたわけです。
すると、、、でるわでるわ、、ほとんどが破綻状態です。
厚生年金基金でさえ、、、、。
そこで、破綻した業界年金基金の参加企業は、、、、
①規約にのっとって、基金を解散し、これまでの積立金を返金
②他の引き受け機関にゆだね、規約にそぐわないように継続してもらう
どちらかの選択肢しかないわけです。
企業を経営する側としては、、、どちらも大きな費用がかかります。
①は、赤字分を、企業がまるまる補てんしなくてはならないわけです。
②は、一見悪くないように見えますが、、、、引き受け側の金融機関も、ばかじゃありません。赤字のまま引き受けて、黒字にして返せ、と言われても、無理な話し、、、。割が合うように、最低限黒字にする補てんと、引き受け手数料がかかってきます。
どちらに転んでも、大きな出費なのです。
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みなさんの会社では、「年金額変更のお知らせ」とか、回ってきていませんか?
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私があった経営者が、もっとも、がっくりしていたのは、、、
「社員に、年金が減ってしまうことを知らせたら、さぞや反発が多いだろうと思って悩んでいたら、、、ほとんど関心がなかった、、、、。上乗せのために腐心してやりくりしてきたのに、、、しかも社員は自身でその費用を払っているのに、、、、」
とのことだった。
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みなさんの年金、、、減らされている可能性があります。
上乗せ年金のために、余計に費用を払っているかどうか、、、それが今後どうなるか、、、
確認されるのが良いと思います。
大企業より、中小企業だからこそ、、、
優しい社長だからこそ、、、、
あえて損する年金基金に加入していたりします。
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そういうのを、まったくあてにせず、、、自身で備えるという人も多くいます。
本日のお客様も、その一人、、、老後の備え、、、
“国の年金は、今の状態を維持できるか疑問。自身で有利な金融商品を選び、退職後の生活に備えるというのが、これから普通になるだろう”
とのことで、給与のなかから、積み立て金、使途不明金(の一部)を、保険による積み立てに移したのです。
こうした賢い選択をする人たちは、今後もっと増えるでしょう。