そしてパートタイムで働く従業員にとっても活躍できる環境であるといえます。
企業がいかに人材育成に力を入れ、従業員の教育を重視していることを
お客様や、今後入社を希望する方に知ってもらうことは大切です。
石田クリーニング株式会社（愛媛県松山市 従業員95名、うち女性85名）では、
「人材育成に特に力を入れている」ことをホームページで公開しました。
http://ishikuri.jimdo.com/
（石田クリーニング人材育成プロジェクト）
同社の正社員、パートタイマー（同社ではキャストと呼んでいます）
の枠を超えた同社の人材育成例をご紹介しましょう！
◎全社員を対象にした年2回の社内セミナー
正社員、パートタイマーの雇用形態に関わらず、接客などの
必要な基礎知識を広く習得することを目的とした社内セミナー
を実施し、全社員の意識向上を目指しています。
◎社内公募型のスキルアップ研修
社内公募で集まったメンバーが、さまざまな技術の習得にチャレンジしています。
例えば…
・幅広い視点で物事を考えることを目的に、他社との合同スキルアップセミナー。
・現場スタッフが作る、顧客目線のチラシ作製デザインスキルアップセミナー。
・各店舗から情報発信をするための、SNS活用セミナー。
◎業務改善を話し合う場づくり
業務改善をどう進めていくか、手順、方法を話し合い、実行していく場。
店舗では多くのパートタイマー（多くは女性）が
顧客サービスの最前線に立っています。
自らが地域の生活者でもある視点を活かし、業務改善にも参画しています。
例えば…
・店舗間見学制度
仕事の中で生じた問題を改善するため、自主的に他店舗を見学し、
解決のヒントを探り出すというものです。
正社員のみならず現場や顧客に近い従業員が自ら気づき、
その気づきを社内に発信できる仕組みづくり。
このように石田クリーニングでは、「自ら改善を提案する」ことへと
従業員の意識は根付いており、常に学び続ける風土ができています。
ここで取り上げたいくつかの事例は、私たちが「愛媛県なでしこ戦力強化支援事業」
で関わらせていただいている取組みの一部を紹介させていただきましたが、
同社では他にもたくさんの人材育成に関わる取組みをされています。
女性パートタイマーが多い企業にて、「パートだから」という枠にとらわれずに、
主体的に仕事に関わる企業文化が構築できるという、先進的事例として
ご紹介させていただきました。
（記事：西山）