助けて下さい！という手紙

一人暮らしの89歳のおばあちゃんから、たどたどしい手紙が事務所に届きました。

文章になっていない手紙で、こちらで内容を推測してみました・・・。

家に迷ってきた1匹のメス猫に餌をあげたばっかりに子猫が増え続けてしまった。

もうどうしていいか分からない。

どうか助けて下さい！

・・・というような内容でした。

89歳という年齢と電話番号も書かれていなかったので、一体どうなっているのか？？

手紙に住所は記載していたので、話だけでも聞きに行こうと出かけていきました。

幸いにも私の家から、あまり遠くありませんでした。

訪ねて行った私に「ありがとう、ありがとう」を繰り返し、

「あの手紙は泣きながら書いたのよ、もうどうしたらいいか分からんのよ」と涙ぐみます・・・。

背中の折れ曲がった小っちゃなＫおばあちゃんを見て、

何も出来ないだろうなぁ・・・

助っ人するしかないんだろうなぁ・・・

と漠然と考えました

※当会は収容施設がありませんので、犬猫の引取りは一切していません！

おばあちゃんが出来る事をやってもらい、里親探しや猫たちの手術のお手伝いをします。

「不妊・去勢手術はせんといかんのよ！！」と言う私の話を、

「そうよ、そうよ」とおばあちゃんは聞き、猫の頭数と名前を教えてもらいました。

母猫「ドラ」♀

おばあちゃんの背中に乗ってくる「茶々」♀・10ヶ月

「茶々」はアメショー柄の綺麗な猫ちゃんです

茶々の兄妹猫「ショウ」♂・10ヶ月

秋に6匹産まれたうち、4匹はもらわれたそうです。

春に産まれた3匹の子猫は、隠れて出てきません。

Ｋおばあちゃんも最近何日も見ていないと言います。

倉庫の前にフードを置いてみると、順番に出てきましたが、シャッター音で1匹が逃げてしまいました。

シャム風、黒グレー、薄茶の子猫が逃げていきました。

＜ここだけの話＞

6匹で良かったぁぁぁぁ～

今度はどんなゴミ屋敷かとドキドキしていました・・・。6匹ならどうにかなるかも。

「お金は無いのよ・・・」と言うＫおばあちゃんに・・・

心の中で「またですか～？？？」と涙するタロー・・・

順番に里親さんを探していきます。

あの子が気になる！あの子の里親になりたい！と言う方は、事務所までご連絡下さい。

最近、高齢者の猫問題に悩まされているタローなのでした・・・

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