小説家や作詞家、作曲家などがホテルで缶づめとなって仕事をするというエピソードを聞くことがありますが、子どもの頃は、何でわざわざホテルで仕事をしなければならないのだろうと疑問に思っていました。
しかし、弁護士となり、仕事をする身となると、確かに、自宅や事務所では騒がしかったり電話がかかってきたり、こまごまとした雑務を片付けたりしなければならないことが多く、落ち着いて書面を書いたりするということがなかなかできません。
この点、ホテルに籠って仕事をすると、誰にも邪魔されずに集中して書面書きをしたり、記録の検討をしたりすることが出来て、なるほど、小説家や音楽家がホテルに籠って小説を書いたり音楽を作ったりするのは、理由があると思うようになりました。
昔は、ホテルで仕事をしようとしても、インターネット環境が整っていなかったりして不便に感じることがありましたが、最近では、環境が整っており普通レベル以上のホテルであればまず心配することはないので、この点でも安心です。
もっとも、この点は一長一短で、せっかく、外部から隔絶して仕事に集中しようとしても、メールが入ったりしてうまく集中できないということも起こり得ますので、このあたりは自分なりのルール(メールはなるべく見ない、仕事を片付けてからにするなど)を決めて対処するほかないように思います。
私は、どういうわけか、2年ほど前から地方に出張する案件が多くなり、1週間に1度はどこかのホテルに泊まるという生活が続いているため、集中して検討したい案件については記録を持ちこんで業務し、随分とはかどったように思います。
■ランキングに参加中です。
■着手金の簡易見積フォーム
(弁護士江木大輔の法務ページに移動します。)