弁護士江木大輔のブログ

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「ポケモンGO」の配信開始を受けて、東京電力は原子力発電所にゲームのキャラクターを出現させる設定をしないよう、ゲームを開発した会社に申し入れました。

対象としたのは、廃炉作業が行われている福島第一原発のほか、運転を停止している福島第二原発と新潟県にある柏崎刈羽原発で、東京電力はゲーム上、キャラクターを出現させないことや、アイテムなどを入手できるポイントを設定しないことをゲームを開発した会社に文書で申し入れました。

(7月25日付NHKニュースウェブから一部引用)。

 

言われているほどには私の周りではポケモンGOをやっている人は見かけませんが、それでも、街中でスマホをやっている人のポケモンGOの画面が何気なしに目に入ることがあります。

 

私自身は、ポケモンGOをやっていないのでよく分かりませんが、立ち入り規制がされている施設など(記事でいう原発のほか、高速道路上とか著名人の自宅など)にキャラクターが現れるという設定になっているとすると、法律的な問題も出てきそうな気はします。

 

 

ゲーム運営会社のほうで設定を変更することができるのに関わらず、要請を受けたのにそれを放置して何らかの問題が起こったという場合(例えば高速道路上にキャラクターが現れるという設定になっており、プレイヤーが侵入して自動車に曳かれたなど)、被害を受けたとしてゲーム運営会社を訴えるということも考えられないことではないように思います。

 

 

もちろん、ゲームをしているのはプレイヤー本人であって、危険な場所かどうかを自己責任で判断すべきだということは原則なのでしょうが、キャラクターが危険な場所にも出現している以上、ゲーム会社が危険な行為をほう助したという主張やゲームをするのは分別がついた大人ばかりではなく(分別がついていない大人も多そうですが・・)判断能力の未熟な子どもが行う可能性もある以上、ゲーム会社はプレイヤーを危険な目に合わせないようにすべき義務があるという主張も出てきそうです。

 

 

「お堅いことをいうな」「そういうことを言うから日本は規制だらけになるのだ」という批判もありそうですが、日本の場合には裁判所も先ほどの自己責任論や損害との間に因果関係がない(損害が発生したのはゲームのせいではなく、危険な場所に立ち入ったプレイヤーやゲームをする子どもをしっかり監督していなかった親の責任)といった論理でなかなかゲーム会社の責任も認めないように思いますが、むしろ、アメリカのような訴訟大国ではポケモンGOにまつわる訴訟が起きそうな気がしています(もう起きているのかもしれませんが)。

 

 

 

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