多くの本を読み、それを実践し、自分のスキルアップやキャリアアップに余念のない人がいます。
ドラッカーを読み、コミュニケーションスキルを学び、成功法則を学ぶ。
そして今度は内面を変えようとセルフイメージを高めるトレーニングをしてみたり。
そうやって人生日々勉強とばかり自己啓発に余念がない、志高き人こそ陥る罠があります。
それこそが自己啓発の罠。
自分を日々高めようと努力し、学び、実践し、セルフイメージを変え、ありがとうと何回もつぶやき、部屋をきれいにし、叶えたい願望の写真を飾る。
確かに心は躍り、努力の分だけビジネススキルも高まってゆくでしょう。
もしかすると人からも一目置かれるようになっているかもしれません。
なのに…
なぜこうも満たされないのだろう
自分はこんなにやっている。なのになぜ満たされない。
自分はこんなにやっている。なのになぜこうも虚無がつきまとう。
何かが違う。
何かが違う。
そうしてまた新しい情報が手に入れば「今度こそは!」とのめり込み、身につけ、駆使し、そしてまた虚無に戻る。
そう、これが自己啓発の罠。
なぜ分かるのかって?
その罠にかかっていたのは何を隠そう私だからです。
多くの時を費やしました。
多くのお金も投資してきました。
そして私はようやく気がついたのです。
ああ、そうか。
私は順番を間違っていたのだと。
私は自己啓発を否定するつもりは毛頭ありません。
自分自身を向上させるために行動を起こすことは必要な事だと思うからです。
しかし、最初に自己啓発をしてはいけないのです。
自己啓発よりも先にしなければならないことがある。
私は多くの時、多くの投資、そして実体験を通しそれを学びました。
自己啓発よりも先にしなければならないこと。
それは・・・
徹底的な「自己分析」です。
なんだそんな事かと拍子抜けされた方もおられるでしょう。
しかしですね、生半可な自己分析じゃないんです。
自分は本当はどんな事がしたいのか、どんな人生を望むのか、何が好きでどんな事が得意で、何に幸せを感じて、自分自身の成功とは何で・・・など、徹底的に自分の事を分析するのです。
そうしない限り、自己啓発は意味をなしません。
なぜなら、
先に自分の幸せというゴールを定義しないうちに出発しては、迷子になってしまうから。
徹底的な自己分析を行い、自分が求めるものを明確にしないまま自己啓発を行うのは、人生の迷子になってしまうのと同義だと思います。
だって、何のために自分を高めているの?何のためにスキルアップしているの?
会社で出世するため?人に認められるため?欲しい物を得るため?自己実現のため?異性にモテるため?何のため?
マーケットは情報にあふれています。
こういう人生がいいですよ!これを持っていたら人にうらやましがられますよ!あれがいい!これがいい!
ものすごい数の情報が日々飛び込んできます。
そしていつの間にかその情報に慣れてしまい、あたかもそれが自分が欲しい物、自分が手に入れたい物だと錯覚してしまう。
そしてそれを手に入れるために自己を啓発し、手に入れ、そして気付くんです。
何かが違うと。何か満たされないぞと。
そしてじゃああれはどうだろう、これはどうだろうと、色々試しているうちに、どんどん自分が分からなくなってしまうんです。
だからここらで一度、目を外に向けるのをやめ、一度徹底的に自分と向き合いましょうよ。
そして自分が本当に欲するゴールを決め、それから自己を啓発していきましょう。
じゃなければいつまでたっても迷子のままだし、いつまでたってもエネルギーを集中できないままです。
さて、ではいったい「徹底的な自己分析」とはどんなものでしょうか。
私が自分の体験を持って編み出した自己分析のテクニックは、他とはひと味違いますよ?
そして徹底的なる自己分析を行い、もうワンステップを得てから自己啓発に入ります。
その3ステップこそが私が推奨する徹底的に自分について学ぶスキル「自分学(じぶんがく)」の基本構造です。
徹底的に自己分析を行い、そして深い深い○○○○を行った後、それを叶えるために自己啓発を行う。
2ステップ目には何を行うのか。
そして徹底的な自己分析とはどうやるのか。
また記事にしてゆきますね(^^)
黒瀧